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レアリティ 道具名 初期値 成長率 Max 備考 つよさ まもり つよさ まもり N スモールライト 20 21 ○ 686 687 タイムふろしき 21 19 × 211 209 タケコプター 20 20 × 210 210 ビッグライト 21 19 ○ 687 685 空気砲 55 40 × 245 230 石ころ帽子 20 21 × 210 211 隠れマント 35 49 × 225 239 あべこべクリーム 21 19 ○ 687 685 声のキャンディー 19 21 ◎ 657 469 いただき小判 20 20 × 210 210 人間ブックカバー 19 21 ○ 685 687 オコノミボックス 21 19 ◎ 659 467 ロボッター 21 19 ◎ 659 467 らくがき銃 40 35 × 230 225 くろうみそ 19 21 × 209 211 スーパー手袋 55 38 × 245 228 動物変身ビスケット 21 19 ○ 687 685 ウルトラミキサー 19 21 ○ 685 687 コエカタマリン 50 38 × 240 228 ドンブラ粉 21 20 ◎ 659 468 浮き水ガス 98 63 ◎ 736 511 一寸帽子 21 19 ○ 687 685 コンチュウ飛行機のりこみ用タラップ 91 63 ◎ 729 511 無生物さいみんメガフォン 21 19 ○ 687 685 部分進化ガン 39 37 × 229 227 ウマタケ 21 20 ◎ 659 468 ドロン葉 38 52 ☆ 894 718 デラックスライト 104 72 ◎ 742 520 もどりライト 21 19 ◎ 659 467 水加工用ふりかけ 21 19 ◎ 659 467 トランポリンゲン 7 98 ☆ 863 764 クローンリキッドごくう 100 63 ☆ 956 729 空気クレヨン 104 65 ☆ 960 731 人間ラジコン 21 19 ◎ 659 467 復元光線 36 38 ☆ 892 704 チータローション 107 75 ◎ 745 523 マジックドーム 21 19 ◎ 659 467 着せかえカメラ 19 21 ○ 685 687 もしもボックス 19 21 × 209 211 ガリバートンネル 117 84 エラチューブ 96 68 かんづめ缶 21 70 ☆ 877 736 透明マント 92 61 ☆ 948 727 SN スモールライト 40 41 × 330 331 タイムふろしき 41 38 41 38 タケコプター 40 40 ○ 966 966 ビッグライト 42 37 × 332 327 空気砲 110 79 ○ 1036 1005 石ころ帽子 40 41 ○ 966 967 隠れマント 70 98 ○ 996 1024 あべこべクリーム 42 37 × 332 327 声のキャンディー 67 72 ◎ 1041 756 いただき小判 40 40 ○ 966 966 人間ブックカバー 0 0 オコノミボックス 71 68 ◎ 1045 752 ロボッター 72 68 ◎ 1046 752 らくがき銃 80 70 ○ 1006 996 くろうみそ 0 0 スーパー手袋 110 76 ○ 1036 1002 動物変身ビスケット 42 37 × 332 327 ウルトラミキサー 38 41 × 328 331 コエカタマリン 100 76 × 390 366 ドンブラ粉 71 70 ◎ 1045 754 浮き水ガス 226 156 ◎ 1200 840 一寸帽子 42 37 × 332 327 コンチュウ飛行機のりこみ用タラップ 212 156 ◎ 1186 840 無生物さいみんメガフォン 41 38 × 331 328 部分進化ガン 77 73 ○ 1003 999 ウマタケ 71 70 ◎ 1045 754 ドロン葉 105 134 ☆ 1321 1060 デラックスライト 238 173 ◎ 1212 857 もどりライト 72 67 ◎ 1046 751 水加工用ふりかけ 72 67 ◎ 1046 751 トランポリンゲン 44 226 ☆ 1260 1152 クローンリキッドごくう 229 156 ☆ 1445 1082 空気クレヨン 238 159 ☆ 1454 1085 人間ラジコン 72 67 ◎ 1046 751 復元光線 102 106 ☆ 1318 1032 チータローション 243 179 ◎ 1217 863 マジックドーム 72 67 ◎ 1046 751 着せかえカメラ 38 42 × 328 332 ガリバートンネル 264 198 ◎ 1238 882 エラチューブ 221 165 ◎ 1195 849 かんづめ缶 72 170 ☆ 1288 1096 透明マント 214 151 ☆ 1430 1077 R スモールライト 118 122 ○ 1428 1432 タイムふろしき 122 114 × 612 604 タケコプター 118 118 × 608 608 ビッグライト 126 110 ○ 1436 1420 空気砲 328 236 × 818 726 友達招待キャンペーン第1弾。20人招待。植物ペンの種 石ころ帽子 118 122 × 608 612 隠れマント 210 294 × 700 784 あべこべクリーム 126 110 ○ 1436 1420 声のキャンディー 360 376 ◎ 2005 1531 いただき小判 118 118 × 608 608 人間ブックカバー 110 126 ○ 1420 1436 オコノミボックス 372 364 ◎ 2017 1519 ロボッター 376 364 ◎ 2021 1519 らくがき銃 240 210 × 730 700 くろうみそ 110 126 × 600 616 スーパー手袋 328 227 × 818 717 動物変身ビスケット 126 110 ○ 1436 1420 ウルトラミキサー 364 372 ◎ 2009 1527 コエカタマリン 901 658 ☆ 2701 1968 ドンブラ粉 372 368 ◎ 2017 1523 浮き水ガス 838 628 ◎ 2483 1783 一寸帽子 126 110 ○ 1436 1420 コンチュウ飛行機のりこみ用タラップ 796 628 ◎ 2441 1783 無生物さいみんメガフォン 1006 754 ◎ 2651 1909 部分進化ガン 231 219 × 721 709 ウマタケ 372 368 ◎ 2017 1523 ドロン葉 473 561 ☆ 2273 1871 デラックスライト 872 679 ◎ 2517 1834 もどりライト 376 360 ◎ 2021 1515 水加工用ふりかけ 376 360 ◎ 2021 1515 トランポリンゲン 292 838 ☆ 2092 2148 クローンリキッドごくう 847 628 ☆ 2647 1938 空気クレヨン 872 637 ☆ 2672 1947 人間ラジコン 376 360 ◎ 2021 1515 復元光線 465 477 ☆ 2265 1787 天才ヘルメット 460 553 ☆ 2260 1863 友達招待キャンペーン第3弾。4~5人招待。既登場カード チータローション 889 696 ◎ 2534 1851 マジックドーム 376 360 ◎ 2021 1515 技術手ぶくろ 465 511 ☆ 2265 1821 着せかえカメラ 114 126 ○ 1424 1436 ヒラリマント 578 536 ☆ 2378 1846 ガリバートンネル 952 754 ◎ 2597 1909 エラチューブ 822 654 ◎ 2467 1809 テキオー灯 565 586 ☆ 2365 1896 かんづめ缶 376 670 ☆ 2176 1980 透明マント 801 612 ☆ 2601 1922 ノビールハンド 570 532 ☆ 2370 1842 SR 水圧砲 1508 993 ☆ 3657 2502 コエカタマリン 1296 1105 ☆ 3445 2614 アンキパン 1542 1195 ☆ 3691 2704 エースキャップ 1307 1228 ☆ 3456 2737 家庭科エプロン 1396 1441 ◎ 3331 2736 ??? 0 0 らくがき銃 1105 1307 ☆ 3254 2816 ヒラリマント 1374 1262 ☆ 3523 2771 テキオー灯 1340 1396 ☆ 3489 2905 デラックスライト 2158 1643 ◎ 4093 2938 透明マント ☆ 2149 1509 チータローション 2203 1688 ◎ 4138 2983 クローンリキッドごくう 2091 1508 ☆ 4240 3017 空気クレヨン 2158 1531 ☆ 4307 3040 浮き水ガス 2606 1822 ◎ 4541 3117 かたづけラッカー 2371 1609 ☆ 4520 3118 イベント「ひみつ道具博物館(ミュージアム)」。新春ログインボーナス[2013年1月3日(木)] UR 空気砲 2885 2223 ★ 26970 25468 タケコプター 1958 2859 ★ 26043 26104 スーパー手袋 2567 3945 ● 26652 19933 ノビールハンド 2435 633 ■ 17488 25605
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変身─ファイナルミッション─(5) ◆gry038wOvE 頭上の空で、照らしていた闇が晴れ、丁度今、白夜の時が始まったのを、深い爆煙の中に残る彼らが知る由もない。 これほどのエネルギーを浴びせなければ、ユートピアを打ち破る事はできなかったのである。 しかし──まだ、加頭順という男の生体反応はこの世から消えてはいなかった。 「はぁ……はぁ……」 ダブル、エターナル、シャンゼリオンの同時攻撃を受けながらも、尚、──加頭順という男は生きている。 ただし──それが、これまでのように悲観的で、戦士たちの劣勢を煽るような物ではなくなっていたのは確かである。 何せ、NEVERやベリアルウィルスの力も及ばぬほどの極大のダメージを受けた彼の全身は、既に消滅を始めており、身体は粒子に塗れている。辛うじて、ベリアルウィルスの残滓が彼の肉体崩壊を遅くさせ、生命維持だけが辛うじて可能になっている程度だ。 もはや、子猫の敵にすらならない。 「くっ……!」 既に、敵に食らいつく牙はなかった。 戦意も戦闘力も失ったよろよろの身体。焼けこげたタキシードと、乱れた頭髪。生身の人間ならば火傷を負った皮膚。 残りの寿命は、あと数分といったところだろう……。 彼自身は、まだそんな自覚を持っていないかもしれないが──。 「ば……馬鹿な……はぁ……はぁ……」 ベリアルによって力を受けたはずの自分が、成す術もなく敗北している事に加頭は納得がいかないままだった。 プライドが、それを現実として受け止めるのをしばし拒否した。 ……今の勝負は何だったのだ? 闇の力を大量に取り込んだはずの自分が──ベリアルに次ぐ力を持つはずの自分が、数日前までは拘束されて殺し合いを演じていた、数えるほどの駒に敗れている。 「この私が……」 無意識に加頭が向かっていたのは、マレブランデスの牙城である。巨大な黒い腕の中に眠る、己の恋人のもとへと、辿り着くかもわからない歩を進めているのだ。それはもはや本能的な魂の動きだった。 常人ならば、既に歩むのを辞めていたに違いない。彼なりに譲れない執念があったという事に違いなかった。 一歩を踏みしめるごとに、彼の身体からは彼を構成する物質が消失していく。 「この私が……負けるはずが……!」 うわごとのように、現実を否定する。今の彼には、それしかできなかった。 と、そんな彼の目の前に、「なにものか」が立ちすくんでいる姿が見えた。 濃霧のように視界を消し去る煙の中で、シルエットだけがこちらに見えている。 真っ黒なシルエットに警戒を示したが、加頭が立ち止まったままそれを少し眺めていると、自ずとシルエットはこちらに歩いてきた。 「あなたは……!」 そこにいるのは、一糸纏わぬ姿でこちらを見つめる一人の白い肌の女性だった。 全裸を恥じらう事もなく、アンドロイドであるかのような真顔で、加頭に視線を合わせている。──彼女の顔を、加頭が忘れる筈が無かった。 その姿を見るなり、加頭の頬が緩んだ。 「──」 園咲冴子。 あの培養液の中から、自力で脱して来たのだ。ようやく、冴子の蘇生が完了したという事である。 加頭は、その瞬間、思わず、笑顔を浮かべた。目的の一つが完了したのである。状況はどうにもならないが、この事が少し加頭に力をくれる。 彼女が放つ異様な雰囲気には、まるで気づかずに。 「冴子さん……良かった……蘇ったんですね!」 加頭は、消えそうな身体でまた一歩を踏みしめた。 冴子に、よろよろの身体で近づいて行く。急いでいるつもりだが、その歩測は普通の人間にも及ばないほどだ。 ……彼女がいる場所に、少しでも近づきたい。 「あなたさえ生きていれば……私は……」 そうだ。 全ては彼女の為に──彼女と共にある為に、やった事なのだ。 この場所を理想郷に出来る。何度でも立て直してやる。 「……私は……──」 加頭がようやく、冴子に近づき、両手を広げた時であった。 目の前の冴子は、目をぎょろりと見開いて、──ニヤリと笑った。 そして、そのまま──、自分の正体を明かした。 「ガァァァァァァァァァァァァ────!!!!!!」 冴子の殻を破り、「黒い化け物」が現れたのである。 ──それは、園咲冴子ではなかった。 ただのグロテスクな、腐敗した死骸のような怪物……人を喰らい、人の陰我と共に現れる人間たちの天敵だ。 そして、驚き目を見開いた加頭もまた、“それ”に見覚えがあった。 この戦いの中には、彼らを狩るべく使命を持った騎士が参加していたのだ。 「──!?」 そう──古の怪物・ホラーである。 魔戒騎士たちが追い続けてきた、人間の陰我に芽生える獣。それがホラーだった。 そこにいるのは、園咲冴子ではなく、魔弾を受けた時にホラーと化した人間の成れの果てであった。 彼女の身体の欠片をいくら集めようが、それは──既にホラーに喰われた人間の肉の欠片に過ぎなかった。全ては食い散らかされた死体で──そこに人の意思などなくなったのだ。 それを見た瞬間、遂に加頭の中においても、冴子への執着よりも恐怖が勝り、加頭は冴子だった物を信じられない風に見つめながら、尻を地面に突く事になった。 「な、何故……! なんだ……この化け物は……!!」 目の前から向かって来ようとする怪物。 そこから逃れようと必死にもがく加頭。 「くっ……!! どういう事だ……どういう事だァァァァァッ!!!!!」 それが、最後の希望が絶たれた哀れな人間の姿だった。 冴子がホラーに取り憑かれたまま、どんな技術を以ても、“治る事がない”存在なのは、もはや、不変の事実であった。 ホラーに喰われた人間は助からない。──加頭が最も甘く見ていた前提が、それなのかもしれない。 「くっ……!」 加頭が四つん這いで逃げるのを、ホラーが捉えようとする。 悠然と歩き、エモノを食らおうとする園咲冴子の皮を被っていた怪物──加頭の死は、既に目前である。 加頭はホラーの餌になる。 最も、あってはならない苦しい死に方だ。 と、恐るべき死を忌避しながらも、心のどこかで覚悟した──そうせざるを得ないと確信した時だ。 「──」 カシャ……カシャ……。 奇妙な、音がした。 「──……」 やはり、カシャ……カシャ……と、音が聞こえた。 加頭は、自分とホラーだけしか視界に映らないその場に、他の何者かが現れたという事を理解した。 そして、次に、誰か、男が呆れたような声を発した。 「おいおい……」 カシャ……。カシャ……。 その音は、加頭のもとに近づいてきていた。 冴子に憑依したホラーも、加頭を襲うのをやめて、その声が近づいて来る方に目をやった。 「まったく……とんでもない奴を甦らせてくれたもんだな」 そして──そんな彼の前に、煙を背負って現れる一人の男がいた……。 金色に光る彼の身体はとてもよく目立った。 金色でありながら──銀色の魂を持ち続けた男である。 ……そう、いつの時代も、ホラーの相手をするのは、彼らであった。 「お前ほどの男が……知らなかったのか? 加頭──」 涼邑零。──いや、銀牙騎士絶狼(ゼロ)。 その鎧が、カシャカシャと音を立てて、加頭の前に現れたのだ。 煙はだんだんと晴れていき、そこにいる男の姿だけを加頭の目に映した。 「……」 ホラーもまた、宿敵たる魔戒騎士の姿を敏感に察して、加頭を食らうよりも、まずは己の身を守る事を優先したがったのだろう。 黄金騎士──と、ホラーも誤解したに違いない。 「──ホラーに喰われた人間は、助からないんだ」 ゼロが口にするのは、残酷だが、加頭も知っているはずの事だった。 しかし……しかし。 ──冴子は……彼女だけは、例外ではないのか? ──加頭はそう思い続けていた。 だから蘇生させたのだ。 肉体ならば、ホラーも霧散しているはずであると。 しかし、それは、ある意味で、最も人間らしい現実逃避だったのかもしれない。 どうしようもない「論理」の穴を、ただ彼は「感情」だけで補完しようとしていたに過ぎないのである。 尤も、それは歪んだ感情であったかもしれないが。 「残念だけど、あんたのフィアンセは、もうホラーに喰われていたみたいだな」 「そんなはずはない……!! そんなはずが……!!」 必死に現実を否定する加頭の身体も、半分は消失している。 そんな姿を少しだけ哀れむように眺めたが、零は非情に徹する事にした。 彼が行った事の報いが始まったに過ぎないのだ。未だ償う気持ちを微塵も見せない加頭には、怒りも勿論湧いている。 「──だから」 だが。 今は──まるで、ホラーから守るべき人間がそこにいるような気持ちに切り替えた。 たとえ、加頭が敵でも……僅かな命であるとしても……彼のように、ホラーに襲われる人間の事を守らなければならない。ホラーの犠牲者は最小限に食い止める。 それこそが、彼の使命だった。 そして。 「──……ホラーを斬るのが、俺の仕事だ!!!」 ──そして、何度となく心の中で叫んできたその言葉を、確かに発した。 「おりゃああああああああああああああッッ!!」 金の二刀流が光る。 次の瞬間、冴子に憑依したホラーは、絶狼の刃によって胴を真っ二つに斬り裂かれる。 それは、飛沫だけを残して、いとも簡単に崩れ落ちた。 「ウグァァァァァァァァァァァ────!!!!」 ────霧散。 断末魔と共に、ホラーの姿は消えていく。ホラーは蠢くような声をあげ、「冴子の姿をしたもの」さえもそこからいなくなった。 ホラーの返り血が加頭の顔を穢すが、それも結局、今となってはもう意味のない事だった。──加頭ももう、助からない。 銀牙騎士絶狼が斬り裂いた彼の夢は、次の瞬間には完全に自然の中に溶けた。 まるで、園咲冴子など、白昼夢のようだったかのように……。 「あっ……! ああ……」 ホラーの死地に手を伸ばす加頭の前には、もう園咲冴子の片鱗さえも見当たらなかった。肉片の一つに至るまでが、ホラーの餌となった。それが冴子の躯だった。 それは、否定のしようがない事実である。 「……」 そして、これが絶狼にとっては、一つの仕事の終わりだ。 ここに来る前から与えられた物ではないが、魔戒騎士である彼には、それが本職であった。 『──零。お前の今日の仕事は、多分、これで終わりだな。……まあ、急に入った仕事だが』 「ああ。ただ……まだ、やる事は山積みだけどな……」 いつになく乾いた口調でそう言う、ザルバと絶狼。 ホラーの幻影に取り憑かれた一人の男の姿──それは、魔戒騎士が何度も見て来た人間の姿である。 なまじ、人間の姿を模しているばかりに、こんな人間が幾人もいる。 その記憶は、普段は消さなければならない。──だが。 その必要も、なかった。 「ああ……ああ……」 園咲冴子は死んだ。 もう戻らない。 加頭順は幸せにはなれない。 ──彼の理想郷は潰えたのだ。 加頭も、ようやくそれを理解したようだった……。 「……うう……くそっ……私は!」 生きる希望を全て失った加頭の身体は、心なしか、加速度的に消滅を始めたように見えた。 身体は薄くなり、周囲の何もかもが見えない状態に陥る。 絶望と後悔だけが身体の芯に残り続ける。 「私は……一体、何の為に……何の為に戦ってきたのだ……!!」 無力。 ──そう、これまでの加頭の己の身体さえも裂いた戦いは全て、無駄な徒労に過ぎなかったのだ。 「クソォォォォォォォォッッ!!! 何の為に……!! 何の為に……!!!」 誰への敵意もない絶叫だけが、虚しく響き渡る。 ユートピアなどない。理想郷は、崩れていくのみだった。 たとえ、上面だけ、理想郷を復元していたとしても。 結局、彼が求めた場所は──一人きりの理想郷にしかならない。 ──そして、それを悟った瞬間だった。 ◆ 「──!?」 ──ふと、世界は切り替わった。 まるで消失が止まったかのような錯覚に陥り、加頭の耳元で、何かが“囁いた”。 周囲を見回すと、何もかもが……時間が止まっていた。 暁美ほむらによる時間停止が原因ではないのは判然としている。 そして、直後に、何かが「何の為に戦ってきたのか」という加頭の問いに答えた。 『──地獄に堕ちる為さ』 ──白い腕が、加頭の脚を固く掴んだ。 驚いて見下ろすと、その腕はまるで地の底から生えているかのように、深い沼に加頭を引きずりこもうとしている。 見覚えのある腕だった。──いや、今も間近にいる戦士が同じ規格の物を持っているはずの腕である。 そう、それは。 「死……神……!!」 仮面ライダーエターナル。 その声は、大道克己そのものだ。──彼が地獄へと加頭を道連れにしようとしている。 「貴様ら……」 無数の腕が──ルナドーパントの腕が、メタルドーパントの腕が、ナスカドーパントの腕が、ウェザードーパントの腕が、そして……タブードーパントの腕が、加頭の身体をどこかへ引きずりこもうとしているのだ。 これまで、その死を見て来たはずの連中の腕──。 「この私を地獄の道連れにする気か……!?」 エターナルは笑った。ああ、ずっと待ってたんだ、と。お前を地獄に引きずりこむのを楽しみにしていたんだ、と。 これから加頭が向かう場所──それは、地獄に他ならなかった。 深く、永久の苦しみを味わう為の場所……。 加頭もそれを悟った時──ある感情が、脳裏に浮かんだ。 NEVERになって以来、忘れていた感情。 「嫌だ……」 そう、嫌だ。 こんな事の為に──あんな奴らの為に、地獄になど堕ちたくない。 これから、永久の苦しみが待っているのだと思うと……。 死にたくない。 また地獄に行くのか? こんな奴らと一緒に……。 『来いよ……地獄に連れて行ってやる……』 「嫌だ……!」 『ずっと待ってたんだぜ……お前が地獄に来るのを……』 ──そして、時間は、再び正しい流れに帰っていく。 ◆ キュアブロッサムがそこに駆け寄った。 加頭順とはいえ、彼がこのまま死んでしまう事には彼女も抵抗がある。──勿論、彼女とて加頭への同情は薄いが、それでも、もしこれからやり直そうとする意思があるならば、彼もまた……と思ったのだろう。 ……が、遅かった。 「ああっ……ああああっ……!!」 煙が晴れ、白夜の光が覗き始めた時、そこで、透明に消えかかり、地に伏して涙声をあげる加頭の姿があったのだ。 大道克己の時と同じだが──それにも増して、惨めだった。 「……痛い……死にたくない……誰か……」 「加頭さん!」 ブロッサムの脚を這うようにして掴みながら、しかし、何もできずに、その腕が粒子となって崩れ落ちる。 彼は、自分の腕が目の前で消滅した事に強い怯えを示した。 死ぬ。 このまま、死んでしまう……。 「誰か……助けてくれ……」 「加頭……」 『……僕らの憎んだ敵も、結局は、“変わり果てた人間”だったんだ……』 仮面ライダーダブル──彼らもまた、加頭順の終わりを、哀れむように見つめていた。 かつて、井坂深紅郎の死を、悪魔に相応しい最期と呼んだ事がある。 あの時とまるで同じ気分だ。同情の余地はないはずである。 しかし、彼や井坂もまた、同じ街の空気を吸った人間だ。──その最期を見届けてやる義務が、翔太郎とフィリップにはあるはずだった。 「……苦しい……お前たち……私を……たすけ……」 「加頭さん……」 ヴィヴィオがそれを眺めながら、救う術を考えた。 しかし、それはどこにもないのだとわかった。 自分で蒔いた種だと一蹴するのは簡単だが、それでも──和解の道を、ヴィヴィオは求めていたのだから。 ダークプリキュアが新しく仲間になった時のように……。 ゴハットが最後にヴィヴィオを助けてくれたように……。 その夢は、もう見る事が出来ないようだった。 「ああ……」 『……こいつも、これで少しはわかっただろう。死の恐怖も──』 「──愛する人を失う苦しみも、な……」 銀牙騎士絶狼とザルバは、消えゆく加頭の姿をそっと眺めていた。 彼らは同情こそしていなかったが、しかし、その惨めさを目の当りにした時、彼が少しでも他者の痛みを知る事が出来ていてほしいと願ったのだろう。 だから、こんな言葉を物憂げに呟いたのだ。 「加頭……!」 そして、そんな所に、あの仮面ライダーエターナルが──それは響良牙だったが──歩み寄った。 それを見た時、加頭は慌てて視線を逸らし、そこから逃げ去って誰かに縋ろうとしていた。 情けなくも、頬を涙が伝っていく。 もう地獄が目前にあるようだった。 腕を、足を、首を──死神たちが掴んで、持って行こうとする。 どこを見ても……。 どこを見ても……。 そこにいるのは、死神だった。 「い……やだ……死にたくない……誰か……たすけ……て………………」 【加頭順@仮面ライダーW 死亡】 【主催陣営、システム────完全崩壊】 ◆ 「……」 残った者たちは、どこか気まずそうに加頭が消え去った地を見つめていた。 そこには、もう何もない。これまでの戦いと全く同じだった。 敵を倒したは良いが、やはり、望みが打ち砕かれたまま斃れた加頭順という男の姿に、何処か同情を禁じ得ない者もいたのかもしれない。 「……」 勿論、たくさんの人間を殺した加頭にはそんな物をかけてやる余地はないのかもしれないが、しかし、人間は決して、人を殺す為に生まれてきたわけではない。 彼もまた、何かが狂気の切欠になっただろうし、彼なりの愛を持っていたには違いなかった。 「この人を──加頭さんを、救う事は出来なかったんでしょうか?」 キュアブロッサムが、後ろにいた仲間たちに、不安げに訊いた。 それから、誰もが少しだけ押し黙った。 加頭への割り切れない恨みと、それでもつぼみの一言に込められた想いを理解したい気持ちとが葛藤したのだろう。 加頭をよく知る者がそれに答えた。 ──それは、左翔太郎である。 「あいつも、誰かだけじゃなくて、多くの人が住んでいる街を愛する事が出来れば、別の結末もあったかもしれないけどな……」 『誰かを愛する心があるなら、それが出来たかもしれない……だが、彼はその道を自ら拒んでしまったんだ』 二人は、嫌にあっさりとそう言ったが、結局のところ、それが全てだった。 どうあれ、彼が選んだ道は、多くの人と相容れない道であり、真実の愛を掴む手段とは程遠かったのだ。 結局は、彼がその道を選んでしまった以上、他者が彼に救いを与えてやるのは、ほとんど不可能と言って良かったのだろう。 それが、彼が選んだ自由だったのだから、それを阻害する権利は誰にもない。つぼみやヴィヴィオの理想を押し付けるわけにはいかない相手だったのかもしれない。 ──それを思い、つぼみとヴィヴィオは、自分の持つ理想がいかに遠くにあるのかを確かに実感した。 しかし、それは彼女たちが子供だから持つ理想ではない。おそらく、彼女たちはどれだけ年を重ねてもその理想を叶える為に戦い、生きていくだろう。 仮面ライダーエターナルが、ふと呟いた。 「──あいつ……酷く怯えてやがったな……エターナルの姿を見て」 最後、加頭がエターナルから逃げ去ろうとしたのを、彼は確かに実感していた。 まるで、天敵に怯えた草食動物のように。 だからか、まるで、良牙自身が最も嫌っていた「弱い者いじめ」をしたような気持ちが拭いきれなかった。そんな後味の悪さも彼にあったのだろう。 フィリップが答えた。 『きっと、かつて、エターナルに一度殺されたからだろう』 「……そうか。それで、奴はNEVERに……。 エターナルにダブル──同じ相手に二度も倒されるとは、あいつも因果な男だぜ……」 エターナルがそう俯いて言った時、ただ一人、能天気に、エターナルの肩に手を賭けた男がいた。 超光戦士シャンゼリオンである。 「──おいおい、俺を忘れんなっての……三人で倒したんだぜ?」 エターナルも、つい忘れて、黙っていた。 全く、戦いは終わっていないのに呑気な男だ……。──と、思ったが、いや、彼がこうも呑気なのは、戦いが終わっていないからかもしれない。 彼は、戦いが終わったら消えてしまう。フィリップも同じ運命だ。 彼がここにいられるのは、この時が最後である。 こうして、三人で倒した事を強調するのも、もしかしたら、彼が自分の存在を誰しもに記憶させたいからかもしれない。 「ああ。そうだな……シャンゼリオン」 良牙は──いや、ここにいる全員は、ベリアルに永久に来てほしくないと、少し願っただろう。 ベリアルは倒さなければならない。しかし、それと同時に、ベリアルの力の影響下にある、暁その人が消えてしまう……。 その事実がある限り。 しかし──運命は、残酷であった。 『──クズクズしてる暇はないみたいだぜ。本当の敵のお出ましらしい!』 直後、そんな一言をあげたのは、魔導輪ザルバだった。 白夜の空を見上げる──零、翔太郎、フィリップ、良牙、ヴィヴィオ、レイジングハート、暁、つぼみ……。 ごくり、と誰もが唾を飲んだ。 「────あれは」 そう、それは空を見上げなければ、その姿がわからないほどの巨体だった。 その身体そのものが、身長百数十センチに過ぎない彼らにとっては、威圧であった。 かつて、ダークザギを前にした時も、同じだった。 ◆ どしん。 ──足音が、この島を揺らす。 「……!!」 どしん。 ────ゆっくりと、巨大なそれが歩み寄ってくる。 「来たか……!!」 どしん。 ──────彼らが、再びこの島に来る事になった理由が、やっと、目の前に現れた。 「ああ、奴だ……!!」 どしん。 ────────まるで、褒美のように、島に上陸した、巨体。 「やっと、本当の最後の敵と戦うんですね……!!」 ヴィヴィオが、僅かに怯えながら言った。 彼女のように、これほど巨大な敵と戦うのが初めての人間もいる。 しかし、その拳は、決して恐れだけではなく、固く握られていた。 これが本当の最後の敵──。 先ほどの加頭順は、彼の配下であり、前座に過ぎないのである。 「────カイザーベリアル!!!!!!!!」 誰が口火を切ったかはわからない。 カイザーベリアルの名を、誰かが告げた。 ◆ そして、全世界の人間は──この瞬間、ガイアセイバーズとカイザーベリアルの対面に、釘づけになった事であろう。 外の世界を街頭モニターの人だかりは、既に誰を応援するという段階ではなくなっていた。──誰もが、どちらに軍配が上がろうとも全て見届けて終える事を望んだのだ。 希望と絶望の入り混じる、不思議な感覚。 誰も、恐怖は覚えていなかった。胸の高鳴りの正体を、誰も知る事が出来なかった。 千樹憐。和倉英輔。平木詩織。真木舜一。真木継夢。斎田リコ。 相羽アキ。ノアル・ベルース。ユミ・フワンソカワ。ジュエル。テッカマンオメガ。 鳴海ソウキチ。鳴海亜樹子。刃野幹夫。園咲硫兵衛。園咲若菜。 花咲薫子。来海ももか。鶴崎。オリヴィエ。デューン。 桃園みゆき。一条和希。タルト。西隼人。南瞬。 南城二。アンドロー梅田。アリシア・テスタロッサ。八神はやて。クロノ・ハラオウン。 ムース。久遠寺右京。天道早雲。早乙女玄馬。雲竜あかり。 倉橋ゴンザ。御月カオル。山刀翼。道寺。静香。 歴戦のウルトラ戦士たち──。 血祭ドウコクと外道シンケンレッド。 あらゆる宇宙の人々が、それを見ていた。 あるいは、インキュベーターも……。 「さあ、君も──応援の準備は良いかい!? ミラクルライトを持っている君は、今すぐにミラクルライトを用意するんだ!! ミラクルライトを持っていない君は、心の中で応援するんだ!!」 そして──そこにいる、君も。 ◆ 時系列順で読む Back 変身─ファイナルミッション─(4)Next 変身─ファイナルミッション─(6) 投下順で読む Back 変身─ファイナルミッション─(4)Next 変身─ファイナルミッション─(6) Back 変身─ファイナルミッション─(4) 左翔太郎 Next 変身─ファイナルミッション─(6) Back 変身─ファイナルミッション─(4) 花咲つぼみ Next 変身─ファイナルミッション─(6) Back 変身─ファイナルミッション─(4) 佐倉杏子 Next 変身─ファイナルミッション─(6) Back 変身─ファイナルミッション─(4) 高町ヴィヴィオ Next 変身─ファイナルミッション─(6) Back 変身─ファイナルミッション─(4) レイジングハート Next 変身─ファイナルミッション─(6) Back 変身─ファイナルミッション─(4) 涼村暁 Next 変身─ファイナルミッション─(6) Back 変身─ファイナルミッション─(4) 響良牙 Next 変身─ファイナルミッション─(6) Back 変身─ファイナルミッション─(4) 涼邑零 Next 変身─ファイナルミッション─(6) Back 変身─ファイナルミッション─(4) 蒼乃美希 Next 変身─ファイナルミッション─(6) Back 変身─ファイナルミッション─(4) ウルトラマンゼロ Next 変身─ファイナルミッション─(6) Back 変身─ファイナルミッション─(4) 孤門一輝 Next 変身─ファイナルミッション─(6) Back 変身─ファイナルミッション─(4) 血祭ドウコク Next 変身─ファイナルミッション─(6) Back 変身─ファイナルミッション─(4) 外道シンケンレッド Next 変身─ファイナルミッション─(6) Back 変身─ファイナルミッション─(4) 加頭順 Next 変身─ファイナルミッション─(6) Back 変身─ファイナルミッション─(4) カイザーベリアル Next 変身─ファイナルミッション─(6)
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らんま1/2の変身後データ 【娘溺泉の娘】 【黒豚溺泉のブタ】 【猫溺泉のネコ】 【牛鶴鰻毛人溺泉の混合生物】 呪泉郷でおぼれた者が変身する姿であり、その姿は多種多様。 パンスト太郎が変身する混合生物や、アシュラなどの例もあるものの、ほとんどは現実に存在する生物である。 漫画的なデフォルメはあるが、実写ドラマ化した際は、結構リアルなパンダになっていた(むろん、着ぐるみだが)。 変身方法は 水をかぶる→変身! お湯をかぶる→元に戻る! であり、呪泉郷につかった瞬間は変身後の姿になってしまう。 作中では、娘溺泉に溺れて、水をかぶると女になる体質になった乱馬と、熊猫溺泉に溺れて、水をかぶるとパンダになる体質になった玄馬が、男溺泉につかったことで、水をかぶっても女やパンダにならなくなったことがある。 しかし、一方では、牛と鶴と鰻と雪男の混合生物に変身する体質になったパンスト太郎は、その後、章魚溺泉につかってタコの能力を追加付与しており、結局のところ、上書きされるのか元に戻るのかは不明。 おそらく、特性の追加付与は牛鶴鰻毛人溺泉に限定された能力と思われる(この泉に限っては、元から複数の特性を持ち合わせているため)。 娘溺泉の娘 本編での主な変身者は早乙女乱馬、ハーブ。 娘溺泉に落ちたり、その水を浴びたりしたものが変身する姿。 ……つまり、ただの若い娘である。 変身後の容姿は変身前の容姿及び年齢に影響されるため、作中では乱馬が年の数茸で子供になったときは、小さい女の子の姿になった。 主に、胸と尻が大きくなり、体格が丸くなり、手足のヒットが短くなる…などの変化があるが、はっきり言って弱体化としか言いようがない。 黒豚溺泉のブタ 本編での主な変身者は響良牙。 黒豚溺泉に落ちたり、その水を浴びたりしたものが変身する姿。 足の大きさ程度のかなり小さいデフォルメされた黒い子豚になってしまう。 主に、しゃべれなくなり、体が異常に小さくなる(服もその場において行動するしかなくなる)。 ただし、変身後も心や精神、思考などは変身前と同一である。 また、噛みつく力が強く、よく乱馬の指などを齧る。良牙の元の身体能力もあってか、高くジャンプして体当たりをすることも可能。 結局のところ、一般人以下である。 もしかしたら、キルンなどを介せば会話ができるかもしれない。 猫溺泉のブタ 本編での主な変身者はシャンプー、南条ありさ。 猫溺泉に落ちたり、その水を浴びたりしたものが変身する姿。 主に、しゃべれなくなり、体が異常に小さくなる(服もその場において行動するしかなくなる)。 ただし、変身後も心や精神、思考などは変身前と同一である。 また、猫であるため、すばしっこく、軟体でひっかく力も強い。 結局のところ、一般人以下である。 もしかしたら、キルンなどを介せば会話ができるかもしれない。 牛鶴鰻毛人溺泉の混合生物 本編での主な変身者はパンスト太郎。 牛鶴鰻毛人溺泉に落ちたり、その水を浴びたりしたものが変身する姿。 鰻と鶴を持って牛に乗った雪男が溺れたという、呪泉郷史上最悪の歴史を持つ牛鶴鰻毛人溺泉で変身したため、「ウシの頭に雪男の体、鶴の翼にウナギの尻尾という怪物」になる。 また、その際に体長は人間を片手で持てるほど巨大化し、飛行もでき、人間離れしたパワーを持つようになるが、代わりに一切しゃべれなくなる。尻尾も意のままに操り、敵を倒すのに使えるほか、牛の能力で突進も可能。 喋ることはできないが、変身後も心や精神、思考などは変身前と同一である。 更に、パンスト太郎はタコが溺れた章魚溺泉につかることでパワーアップしており、背中からタコの足が生えるようになり、指先からタコスミを噴き出すことが可能となった。 参戦時期的には、パンスト太郎はこのタコの能力も有している。
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らんま1/2の変身後データ 【娘溺泉の娘】 【黒豚溺泉のブタ】 【猫溺泉のネコ】 【牛鶴鰻毛人溺泉の混合生物】 呪泉郷でおぼれた者が変身する姿であり、その姿は多種多様。 パンスト太郎が変身する混合生物や、アシュラなどの例もあるものの、ほとんどは現実に存在する生物である。 漫画的なデフォルメはあるが、実写ドラマ化した際は、結構リアルなパンダになっていた(むろん、着ぐるみだが)。 変身方法は 水をかぶる→変身! お湯をかぶる→元に戻る! であり、呪泉郷につかった瞬間は変身後の姿になってしまう。 作中では、娘溺泉に溺れて、水をかぶると女になる体質になった乱馬と、熊猫溺泉に溺れて、水をかぶるとパンダになる体質になった玄馬が、男溺泉につかったことで、水をかぶっても女やパンダにならなくなったことがある。 しかし、一方では、牛と鶴と鰻と雪男の混合生物に変身する体質になったパンスト太郎は、その後、章魚溺泉につかってタコの能力を追加付与しており、結局のところ、上書きされるのか元に戻るのかは不明。 おそらく、特性の追加付与は牛鶴鰻毛人溺泉に限定された能力と思われる(この泉に限っては、元から複数の特性を持ち合わせているため)。 娘溺泉の娘 本編での主な変身者は早乙女乱馬、ハーブ。 娘溺泉に落ちたり、その水を浴びたりしたものが変身する姿。 ……つまり、ただの若い娘である。 変身後の容姿は変身前の容姿及び年齢に影響されるため、作中では乱馬が年の数茸で子供になったときは、小さい女の子の姿になった。 主に、胸と尻が大きくなり、体格が丸くなり、手足のヒットが短くなる…などの変化があるが、はっきり言って弱体化としか言いようがない。 黒豚溺泉のブタ 本編での主な変身者は響良牙。 黒豚溺泉に落ちたり、その水を浴びたりしたものが変身する姿。 足の大きさ程度のかなり小さいデフォルメされた黒い子豚になってしまう。 主に、しゃべれなくなり、体が異常に小さくなる(服もその場において行動するしかなくなる)。 ただし、変身後も心や精神、思考などは変身前と同一である。 また、噛みつく力が強く、よく乱馬の指などを齧る。良牙の元の身体能力もあってか、高くジャンプして体当たりをすることも可能。 結局のところ、一般人以下である。 もしかしたら、キルンなどを介せば会話ができるかもしれない。 猫溺泉のブタ 本編での主な変身者はシャンプー、南条ありさ。 猫溺泉に落ちたり、その水を浴びたりしたものが変身する姿。 主に、しゃべれなくなり、体が異常に小さくなる(服もその場において行動するしかなくなる)。 ただし、変身後も心や精神、思考などは変身前と同一である。 また、猫であるため、すばしっこく、軟体でひっかく力も強い。 結局のところ、一般人以下である。 もしかしたら、キルンなどを介せば会話ができるかもしれない。 牛鶴鰻毛人溺泉の混合生物 本編での主な変身者はパンスト太郎。 牛鶴鰻毛人溺泉に落ちたり、その水を浴びたりしたものが変身する姿。 鰻と鶴を持って牛に乗った雪男が溺れたという、呪泉郷史上最悪の歴史を持つ牛鶴鰻毛人溺泉で変身したため、「ウシの頭に雪男の体、鶴の翼にウナギの尻尾という怪物」になる。 また、その際に体長は人間を片手で持てるほど巨大化し、飛行もでき、人間離れしたパワーを持つようになるが、代わりに一切しゃべれなくなる。尻尾も意のままに操り、敵を倒すのに使えるほか、牛の能力で突進も可能。 喋ることはできないが、変身後も心や精神、思考などは変身前と同一である。 更に、パンスト太郎はタコが溺れた章魚溺泉につかることでパワーアップしており、背中からタコの足が生えるようになり、指先からタコスミを噴き出すことが可能となった。 参戦時期的には、パンスト太郎はこのタコの能力も有している。
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【作品名】DRAGON BALL 【ジャンル】漫画 【名前】スパイロボット 【属性】戦闘データ 細胞収集ロボット 【大きさ】蜂のように小さい 2,3cm? 【攻撃力】惑星破壊の40~664倍以上の防御力を持つフリーザの細胞を採取することができる。 【防御力】大きさ相応 【素早さ】光速の10億倍以上の戦闘速度の戦いを記録し、 ドサクサに紛れて細胞を採取できる反応、飛行速度、カメラ精度。 【特殊能力】カメラで記録した戦闘データをマザーコンピューターに送ることができる。 【長所】無駄に速い 【短所】無駄に速い 【戦法】細胞採取装置で地味に削ってみる vol.2 899 名前: 格無しさん [sage] 投稿日: 2009/06/25(木) 00 22 26 スパイロボット考察 直接フリーザの体から採取したわけじゃなさそう ○ホイホイさん~まお 考察勝ち △援竜~ 倒せない倒されない 援竜=スパイロボット>まお vol.7 802 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2016/03/04(金) 17 37 48.76 ID mJfPiHwP 757で指摘したスパイロボットに関して 「惑星破壊の40~664倍以上」の根拠がない、大きさ相応に必要な姿形が不明 (「蜂のように小さい」であって蜂はなく読み直しても姿形が不明で人型かすらも分からない) 光速の10億倍以上の戦闘速度の根拠がない 以上3点について要追記・修正なので修正待ち行き (省略) 以上3機に関しては既に指摘があるので今日中にでも移動させる (省略)
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変身専門家でオリジナルモンスター変身可能 招き猫 子犬 アリオク2 ドレイク(船長) 槍ナイト バンディットボス WIZ オークファイター(新) 変身スクロールのシャドウ系にオリジナルモンスター変身可能 55 スレイブ 60 ホビット ソルジャー 65 歩兵司祭(Lev50から) 70 エルフナイト(Lev65から) 隠された変身 レベル65になると変身のどこかで隠されたモンスターに変身
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変身─ファイナルミッション─(10) ◆gry038wOvE ……ここは、所も変わって、シンケンジャーの世界。 はてさて、最終決戦に参加しなかった血祭ドウコクと、その友人の骨のシタリは、どうしているのだろうか。 ゆらゆらと浮かんでいる六門の船の上──この「余談」は、始まる。 「しかし……アンタの言う事も、今回ばっかりは外れると思ってたよ、アタシは」 六門船の上で、血祭ドウコクと骨のシタリはまたのんびりと語らっていた。 それはさながら、外道衆にとっても、一つの祭が終わったような寂しさと虚無感を思わせる静かな落ち着きだった。 先ほどまでの興奮は消え去り、静寂の中で二人はただ揺れる船に身を任せている。 「……結局、奪われた三途の川もさっきの戦闘で希望をまき散らされたせいで水かさが減って、結局プラスマイナスゼロだがね。商売あがったりなしだねこりゃ」 とはいえ、結局、外道衆にあるのは完全な厭世のムードであった。 何とも世知辛いもので、折角取り戻せそうだった三途の川の水は、ヒーローたちの尽力で根こそぎ消えてしまった。 先ほど、インキュベーターにも言われたが、希望が絶望に打ち勝ってしまった事と、ドウコクがミラクルライトを三途の川に落としたのは、この三途の川にとって最悪の事らしい。 希望の具現であるミラクルライトは、この外道衆のいる三途の川を滅ぼしかねないという。ドウコクもとんでもない事を仕出かしてくれた物で、人間がまた、希望を取り戻せば外道衆の命運にも相当な危機が起こりうるだろう。 「どうするよ、ドウコク。八方塞がりだよ」 こうなったらもう、あれだ。 生きる術はただ一つ──人間と、共存の手段を探すという事しかない。 「──シタリ」 そして、その先の外道衆の命運を決めるのは、ここにいるドウコクの一言だった。 これからの外道衆の方針をどうすべきかは、いつも総大将である彼の言葉にかかっているのだ。 仮に逆らったとしても、誰も彼に力では敵うまい。 まあ、シタリならば、友人のよしみで何とかしてくれるかもしれないが、どっちにしろ、右にも左にも希望のない今の外道衆でどうにかなるとも思えず、最後はドウコクの判断にゆだねるしかなかった。 「……」 ──それから、ドウコクが口にしたのは、勿論、共存などではなかったが、これまでと同じ方針でもなかった。 「俺はしばらく、人間を襲うのは辞めにする。……後の連中は好きにしろ」 「えッ、そりゃまたどうしてサ」 「おめえも命は惜しいだろう」 ──要するに、「戦わない」というのが彼の決めた方針だった。 しかし、「共存」もする気はない。 しばらくはまだ、この三途の川を消し去るほどの希望を人間が取り戻す事もないだろう。 それまでの余裕を、ドウコクは全て、眠って考えるという事にしたのだ。 外道衆にとって、暴れられないというのは少々、身体が窮屈になる状況かもしれない。 それは、これまで、人間界に出る事が出来ずに六門船の中で荒れていたドウコクの事を思い出せば痛い程にわかるだろう。 だが──こうなってしまった以上、案と言うものも浮かばない。 「……まあ、そうか。あんなもん見せられちゃね」 「ああ。……俺が再び目を覚ますのは、奴らがいなくなってから……あるいは、気が変わったらってとこだな」 ドウコクもこれから長い間眠る事にしたらしかった。 その時下す判断がいかなる物であるかはわからない。 ……と、そんな事を話していたが、シタリは一つだけ気になる事があった。 「……で、それはそうと奴らとの約束はどうすんだい?」 そう、あのガイアセイバーズなる連中とドウコクは、「ここで戦う」などと約束したではないか。 左翔太郎なり佐倉杏子なりには、因縁があったのではないか。 お互いに、何かしらすり減らして殺し合いでもする義務があるのではないか。 だが──そんな事をする気力が根こそぎ奪われた気分だった。 最後に殴り合うのも一向だろうが、ここまで、萎えてしまってはわざわざやる意味もないかもしれない。 「フン。……俺たちは、『外道』だ。今更そんなもん守る必要はないだろ」 ドウコクが彼らと再戦する事で知りたかったもの。 彼らがああまでして戦う理由。──それは、既に何となくわかっている。 確かに、約束、はしたかもしれない。 しかし、それを逐一守る良識がないのが、『外道』という連中だった。 「……そうかい、それがアンタの奴らへの、最後の『外道』ってワケかい」 外道衆も、『外道』として、選んだのである──『戦わない』という選択肢を。 戦うという約束をしたが故に、それを反故にする。 それはまさに、一時仲間として戦ったガイアセイバーズという連中への、最後の『外道』であった。 「……」 この先、ドウコクがあの生還者たちの前に姿を現す事は二度と無いだろう。 それこそ──人々があの戦いを忘れ去るまで、ドウコクは現れないかもしれない。 そして、もし彼が現れるならば、それは次代のシンケンジャーが現れる時……彼らの戦いが全て忘れ去られた時だろう。 「──おい、シンケンレッド」 ふと、ドウコクは、六門船の脇に居た自らの『家臣』を呼びかけた。 置物のようにそこに佇んでいた外道シンケンレッド、である。 シタリなどはすっかり、そいつの存在を忘れていたくらいに無口だが──しかし、一度気づくとやはりそこには存在感を見出してしまう。 鎧武者の甲冑が置いてあるような物である。 「……行って来い。てめえのいる場所はここじゃねえ」 はぁ、と、シタリはため息をつく。 やはり、ドウコクも気づいていない訳がなかったか。 ……あの外道シンケンレッドなる置物、ああ見えて実は──もう。 「さっきの戦いを見て、てめえからも外道の匂いが消えている」 ──外道、でなくなっている。 志葉丈瑠ではないが、それは既に、志葉丈瑠のような物に変わっていた。 外道としての魂を忘れ、はぐれ外道としての人間らしさを取り戻してしまっているのである。 ──そう、あの薄皮太夫のように。 「お前が奴らに教えて来い……てめえらの勝ちだ、ってな」 それだけを外道シンケンレッドに吐き捨てるように告げると、ドウコクはシタリを呼びかけた。 「行くぞ、シタリ」 シタリもそれに従うようにドウコクの背中を追って、どこかへと沈んでいく。 最後の一度だけ、外道シンケンレッドと成り果てた男の方を見返りながら。 「ドウコク……」 外道シンケンレッドは、その変身を解除し、一人の男──志葉丈瑠の姿を取り戻した。 そして、彼もまた、この六門船から消えた。 ──六門船は、無人のまま、ただがらんと、三途の川の上に浮かべられて揺れていた。 ◆ 【その後】 ……血祭ドウコク及び外道衆のその後の消息は殆ど知られていない。 だが、ベリアルの支配が終了すると共に、ドウコクに代わって地上に現れたのは、脂目マンプクだった。 そして、その結果は、散々なものであったと言われる。 今のところ、わかっているのは、マンプクはヒーローたちだけではなく、人間たちにさえ敗れたという事である。 互いを助け合う、人間の「絆」に……。 ◆ ────そして、殺し合いは、助け合いへと、変わっていく。 Fin. 時系列順で読む Back 変身─ファイナルミッション─(9)Next 世界はそれでも変わりはしない(1) 投下順で読む Back 変身─ファイナルミッション─(9)Next 世界はそれでも変わりはしない(1) Back 変身─ファイナルミッション─(9) 左翔太郎 Back 変身─ファイナルミッション─(9) 花咲つぼみ Back 変身─ファイナルミッション─(9) 佐倉杏子 Back 変身─ファイナルミッション─(9) 高町ヴィヴィオ Back 変身─ファイナルミッション─(9) レイジングハート Back 変身─ファイナルミッション─(9) 涼村暁 Back 変身─ファイナルミッション─(9) 響良牙 Back 変身─ファイナルミッション─(9) 涼邑零 Back 変身─ファイナルミッション─(9) 蒼乃美希 Back 変身─ファイナルミッション─(9) ウルトラマンゼロ Back 変身─ファイナルミッション─(9) 孤門一輝 Back 変身─ファイナルミッション─(9) 血祭ドウコク Back 変身─ファイナルミッション─(9) 外道シンケンレッド Back 変身─ファイナルミッション─(9) 加頭順 Back 変身─ファイナルミッション─(9) カイザーベリアル
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召喚モンスターの取得するスキル。モンスターは不明。 ウェアウルフが融合練成時に取得する。容姿を変身するスキルと思われる。現時点で取得しているモンスターは逢魔のみか。 スキルの詳細は不明で似たようなスキル「変化」との違いも不明だが、ウェアウルフの説明によれば狼と人間の間を自由に行き来するとある。 作中でのキースの観察によれば体格の大きいブラックウルフと人間の姿の両方で行動できるようで、また変身にかかるMPの消費もごく僅からしい。 初出 251話
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