約 2,156,030 件
https://w.atwiki.jp/henroy/pages/638.html
変身─ファイナルミッション─(5) ◆gry038wOvE 頭上の空で、照らしていた闇が晴れ、丁度今、白夜の時が始まったのを、深い爆煙の中に残る彼らが知る由もない。 これほどのエネルギーを浴びせなければ、ユートピアを打ち破る事はできなかったのである。 しかし──まだ、加頭順という男の生体反応はこの世から消えてはいなかった。 「はぁ……はぁ……」 ダブル、エターナル、シャンゼリオンの同時攻撃を受けながらも、尚、──加頭順という男は生きている。 ただし──それが、これまでのように悲観的で、戦士たちの劣勢を煽るような物ではなくなっていたのは確かである。 何せ、NEVERやベリアルウィルスの力も及ばぬほどの極大のダメージを受けた彼の全身は、既に消滅を始めており、身体は粒子に塗れている。辛うじて、ベリアルウィルスの残滓が彼の肉体崩壊を遅くさせ、生命維持だけが辛うじて可能になっている程度だ。 もはや、子猫の敵にすらならない。 「くっ……!」 既に、敵に食らいつく牙はなかった。 戦意も戦闘力も失ったよろよろの身体。焼けこげたタキシードと、乱れた頭髪。生身の人間ならば火傷を負った皮膚。 残りの寿命は、あと数分といったところだろう……。 彼自身は、まだそんな自覚を持っていないかもしれないが──。 「ば……馬鹿な……はぁ……はぁ……」 ベリアルによって力を受けたはずの自分が、成す術もなく敗北している事に加頭は納得がいかないままだった。 プライドが、それを現実として受け止めるのをしばし拒否した。 ……今の勝負は何だったのだ? 闇の力を大量に取り込んだはずの自分が──ベリアルに次ぐ力を持つはずの自分が、数日前までは拘束されて殺し合いを演じていた、数えるほどの駒に敗れている。 「この私が……」 無意識に加頭が向かっていたのは、マレブランデスの牙城である。巨大な黒い腕の中に眠る、己の恋人のもとへと、辿り着くかもわからない歩を進めているのだ。それはもはや本能的な魂の動きだった。 常人ならば、既に歩むのを辞めていたに違いない。彼なりに譲れない執念があったという事に違いなかった。 一歩を踏みしめるごとに、彼の身体からは彼を構成する物質が消失していく。 「この私が……負けるはずが……!」 うわごとのように、現実を否定する。今の彼には、それしかできなかった。 と、そんな彼の目の前に、「なにものか」が立ちすくんでいる姿が見えた。 濃霧のように視界を消し去る煙の中で、シルエットだけがこちらに見えている。 真っ黒なシルエットに警戒を示したが、加頭が立ち止まったままそれを少し眺めていると、自ずとシルエットはこちらに歩いてきた。 「あなたは……!」 そこにいるのは、一糸纏わぬ姿でこちらを見つめる一人の白い肌の女性だった。 全裸を恥じらう事もなく、アンドロイドであるかのような真顔で、加頭に視線を合わせている。──彼女の顔を、加頭が忘れる筈が無かった。 その姿を見るなり、加頭の頬が緩んだ。 「──」 園咲冴子。 あの培養液の中から、自力で脱して来たのだ。ようやく、冴子の蘇生が完了したという事である。 加頭は、その瞬間、思わず、笑顔を浮かべた。目的の一つが完了したのである。状況はどうにもならないが、この事が少し加頭に力をくれる。 彼女が放つ異様な雰囲気には、まるで気づかずに。 「冴子さん……良かった……蘇ったんですね!」 加頭は、消えそうな身体でまた一歩を踏みしめた。 冴子に、よろよろの身体で近づいて行く。急いでいるつもりだが、その歩測は普通の人間にも及ばないほどだ。 ……彼女がいる場所に、少しでも近づきたい。 「あなたさえ生きていれば……私は……」 そうだ。 全ては彼女の為に──彼女と共にある為に、やった事なのだ。 この場所を理想郷に出来る。何度でも立て直してやる。 「……私は……──」 加頭がようやく、冴子に近づき、両手を広げた時であった。 目の前の冴子は、目をぎょろりと見開いて、──ニヤリと笑った。 そして、そのまま──、自分の正体を明かした。 「ガァァァァァァァァァァァァ────!!!!!!」 冴子の殻を破り、「黒い化け物」が現れたのである。 ──それは、園咲冴子ではなかった。 ただのグロテスクな、腐敗した死骸のような怪物……人を喰らい、人の陰我と共に現れる人間たちの天敵だ。 そして、驚き目を見開いた加頭もまた、“それ”に見覚えがあった。 この戦いの中には、彼らを狩るべく使命を持った騎士が参加していたのだ。 「──!?」 そう──古の怪物・ホラーである。 魔戒騎士たちが追い続けてきた、人間の陰我に芽生える獣。それがホラーだった。 そこにいるのは、園咲冴子ではなく、魔弾を受けた時にホラーと化した人間の成れの果てであった。 彼女の身体の欠片をいくら集めようが、それは──既にホラーに喰われた人間の肉の欠片に過ぎなかった。全ては食い散らかされた死体で──そこに人の意思などなくなったのだ。 それを見た瞬間、遂に加頭の中においても、冴子への執着よりも恐怖が勝り、加頭は冴子だった物を信じられない風に見つめながら、尻を地面に突く事になった。 「な、何故……! なんだ……この化け物は……!!」 目の前から向かって来ようとする怪物。 そこから逃れようと必死にもがく加頭。 「くっ……!! どういう事だ……どういう事だァァァァァッ!!!!!」 それが、最後の希望が絶たれた哀れな人間の姿だった。 冴子がホラーに取り憑かれたまま、どんな技術を以ても、“治る事がない”存在なのは、もはや、不変の事実であった。 ホラーに喰われた人間は助からない。──加頭が最も甘く見ていた前提が、それなのかもしれない。 「くっ……!」 加頭が四つん這いで逃げるのを、ホラーが捉えようとする。 悠然と歩き、エモノを食らおうとする園咲冴子の皮を被っていた怪物──加頭の死は、既に目前である。 加頭はホラーの餌になる。 最も、あってはならない苦しい死に方だ。 と、恐るべき死を忌避しながらも、心のどこかで覚悟した──そうせざるを得ないと確信した時だ。 「──」 カシャ……カシャ……。 奇妙な、音がした。 「──……」 やはり、カシャ……カシャ……と、音が聞こえた。 加頭は、自分とホラーだけしか視界に映らないその場に、他の何者かが現れたという事を理解した。 そして、次に、誰か、男が呆れたような声を発した。 「おいおい……」 カシャ……。カシャ……。 その音は、加頭のもとに近づいてきていた。 冴子に憑依したホラーも、加頭を襲うのをやめて、その声が近づいて来る方に目をやった。 「まったく……とんでもない奴を甦らせてくれたもんだな」 そして──そんな彼の前に、煙を背負って現れる一人の男がいた……。 金色に光る彼の身体はとてもよく目立った。 金色でありながら──銀色の魂を持ち続けた男である。 ……そう、いつの時代も、ホラーの相手をするのは、彼らであった。 「お前ほどの男が……知らなかったのか? 加頭──」 涼邑零。──いや、銀牙騎士絶狼(ゼロ)。 その鎧が、カシャカシャと音を立てて、加頭の前に現れたのだ。 煙はだんだんと晴れていき、そこにいる男の姿だけを加頭の目に映した。 「……」 ホラーもまた、宿敵たる魔戒騎士の姿を敏感に察して、加頭を食らうよりも、まずは己の身を守る事を優先したがったのだろう。 黄金騎士──と、ホラーも誤解したに違いない。 「──ホラーに喰われた人間は、助からないんだ」 ゼロが口にするのは、残酷だが、加頭も知っているはずの事だった。 しかし……しかし。 ──冴子は……彼女だけは、例外ではないのか? ──加頭はそう思い続けていた。 だから蘇生させたのだ。 肉体ならば、ホラーも霧散しているはずであると。 しかし、それは、ある意味で、最も人間らしい現実逃避だったのかもしれない。 どうしようもない「論理」の穴を、ただ彼は「感情」だけで補完しようとしていたに過ぎないのである。 尤も、それは歪んだ感情であったかもしれないが。 「残念だけど、あんたのフィアンセは、もうホラーに喰われていたみたいだな」 「そんなはずはない……!! そんなはずが……!!」 必死に現実を否定する加頭の身体も、半分は消失している。 そんな姿を少しだけ哀れむように眺めたが、零は非情に徹する事にした。 彼が行った事の報いが始まったに過ぎないのだ。未だ償う気持ちを微塵も見せない加頭には、怒りも勿論湧いている。 「──だから」 だが。 今は──まるで、ホラーから守るべき人間がそこにいるような気持ちに切り替えた。 たとえ、加頭が敵でも……僅かな命であるとしても……彼のように、ホラーに襲われる人間の事を守らなければならない。ホラーの犠牲者は最小限に食い止める。 それこそが、彼の使命だった。 そして。 「──……ホラーを斬るのが、俺の仕事だ!!!」 ──そして、何度となく心の中で叫んできたその言葉を、確かに発した。 「おりゃああああああああああああああッッ!!」 金の二刀流が光る。 次の瞬間、冴子に憑依したホラーは、絶狼の刃によって胴を真っ二つに斬り裂かれる。 それは、飛沫だけを残して、いとも簡単に崩れ落ちた。 「ウグァァァァァァァァァァァ────!!!!」 ────霧散。 断末魔と共に、ホラーの姿は消えていく。ホラーは蠢くような声をあげ、「冴子の姿をしたもの」さえもそこからいなくなった。 ホラーの返り血が加頭の顔を穢すが、それも結局、今となってはもう意味のない事だった。──加頭ももう、助からない。 銀牙騎士絶狼が斬り裂いた彼の夢は、次の瞬間には完全に自然の中に溶けた。 まるで、園咲冴子など、白昼夢のようだったかのように……。 「あっ……! ああ……」 ホラーの死地に手を伸ばす加頭の前には、もう園咲冴子の片鱗さえも見当たらなかった。肉片の一つに至るまでが、ホラーの餌となった。それが冴子の躯だった。 それは、否定のしようがない事実である。 「……」 そして、これが絶狼にとっては、一つの仕事の終わりだ。 ここに来る前から与えられた物ではないが、魔戒騎士である彼には、それが本職であった。 『──零。お前の今日の仕事は、多分、これで終わりだな。……まあ、急に入った仕事だが』 「ああ。ただ……まだ、やる事は山積みだけどな……」 いつになく乾いた口調でそう言う、ザルバと絶狼。 ホラーの幻影に取り憑かれた一人の男の姿──それは、魔戒騎士が何度も見て来た人間の姿である。 なまじ、人間の姿を模しているばかりに、こんな人間が幾人もいる。 その記憶は、普段は消さなければならない。──だが。 その必要も、なかった。 「ああ……ああ……」 園咲冴子は死んだ。 もう戻らない。 加頭順は幸せにはなれない。 ──彼の理想郷は潰えたのだ。 加頭も、ようやくそれを理解したようだった……。 「……うう……くそっ……私は!」 生きる希望を全て失った加頭の身体は、心なしか、加速度的に消滅を始めたように見えた。 身体は薄くなり、周囲の何もかもが見えない状態に陥る。 絶望と後悔だけが身体の芯に残り続ける。 「私は……一体、何の為に……何の為に戦ってきたのだ……!!」 無力。 ──そう、これまでの加頭の己の身体さえも裂いた戦いは全て、無駄な徒労に過ぎなかったのだ。 「クソォォォォォォォォッッ!!! 何の為に……!! 何の為に……!!!」 誰への敵意もない絶叫だけが、虚しく響き渡る。 ユートピアなどない。理想郷は、崩れていくのみだった。 たとえ、上面だけ、理想郷を復元していたとしても。 結局、彼が求めた場所は──一人きりの理想郷にしかならない。 ──そして、それを悟った瞬間だった。 ◆ 「──!?」 ──ふと、世界は切り替わった。 まるで消失が止まったかのような錯覚に陥り、加頭の耳元で、何かが“囁いた”。 周囲を見回すと、何もかもが……時間が止まっていた。 暁美ほむらによる時間停止が原因ではないのは判然としている。 そして、直後に、何かが「何の為に戦ってきたのか」という加頭の問いに答えた。 『──地獄に堕ちる為さ』 ──白い腕が、加頭の脚を固く掴んだ。 驚いて見下ろすと、その腕はまるで地の底から生えているかのように、深い沼に加頭を引きずりこもうとしている。 見覚えのある腕だった。──いや、今も間近にいる戦士が同じ規格の物を持っているはずの腕である。 そう、それは。 「死……神……!!」 仮面ライダーエターナル。 その声は、大道克己そのものだ。──彼が地獄へと加頭を道連れにしようとしている。 「貴様ら……」 無数の腕が──ルナドーパントの腕が、メタルドーパントの腕が、ナスカドーパントの腕が、ウェザードーパントの腕が、そして……タブードーパントの腕が、加頭の身体をどこかへ引きずりこもうとしているのだ。 これまで、その死を見て来たはずの連中の腕──。 「この私を地獄の道連れにする気か……!?」 エターナルは笑った。ああ、ずっと待ってたんだ、と。お前を地獄に引きずりこむのを楽しみにしていたんだ、と。 これから加頭が向かう場所──それは、地獄に他ならなかった。 深く、永久の苦しみを味わう為の場所……。 加頭もそれを悟った時──ある感情が、脳裏に浮かんだ。 NEVERになって以来、忘れていた感情。 「嫌だ……」 そう、嫌だ。 こんな事の為に──あんな奴らの為に、地獄になど堕ちたくない。 これから、永久の苦しみが待っているのだと思うと……。 死にたくない。 また地獄に行くのか? こんな奴らと一緒に……。 『来いよ……地獄に連れて行ってやる……』 「嫌だ……!」 『ずっと待ってたんだぜ……お前が地獄に来るのを……』 ──そして、時間は、再び正しい流れに帰っていく。 ◆ キュアブロッサムがそこに駆け寄った。 加頭順とはいえ、彼がこのまま死んでしまう事には彼女も抵抗がある。──勿論、彼女とて加頭への同情は薄いが、それでも、もしこれからやり直そうとする意思があるならば、彼もまた……と思ったのだろう。 ……が、遅かった。 「ああっ……ああああっ……!!」 煙が晴れ、白夜の光が覗き始めた時、そこで、透明に消えかかり、地に伏して涙声をあげる加頭の姿があったのだ。 大道克己の時と同じだが──それにも増して、惨めだった。 「……痛い……死にたくない……誰か……」 「加頭さん!」 ブロッサムの脚を這うようにして掴みながら、しかし、何もできずに、その腕が粒子となって崩れ落ちる。 彼は、自分の腕が目の前で消滅した事に強い怯えを示した。 死ぬ。 このまま、死んでしまう……。 「誰か……助けてくれ……」 「加頭……」 『……僕らの憎んだ敵も、結局は、“変わり果てた人間”だったんだ……』 仮面ライダーダブル──彼らもまた、加頭順の終わりを、哀れむように見つめていた。 かつて、井坂深紅郎の死を、悪魔に相応しい最期と呼んだ事がある。 あの時とまるで同じ気分だ。同情の余地はないはずである。 しかし、彼や井坂もまた、同じ街の空気を吸った人間だ。──その最期を見届けてやる義務が、翔太郎とフィリップにはあるはずだった。 「……苦しい……お前たち……私を……たすけ……」 「加頭さん……」 ヴィヴィオがそれを眺めながら、救う術を考えた。 しかし、それはどこにもないのだとわかった。 自分で蒔いた種だと一蹴するのは簡単だが、それでも──和解の道を、ヴィヴィオは求めていたのだから。 ダークプリキュアが新しく仲間になった時のように……。 ゴハットが最後にヴィヴィオを助けてくれたように……。 その夢は、もう見る事が出来ないようだった。 「ああ……」 『……こいつも、これで少しはわかっただろう。死の恐怖も──』 「──愛する人を失う苦しみも、な……」 銀牙騎士絶狼とザルバは、消えゆく加頭の姿をそっと眺めていた。 彼らは同情こそしていなかったが、しかし、その惨めさを目の当りにした時、彼が少しでも他者の痛みを知る事が出来ていてほしいと願ったのだろう。 だから、こんな言葉を物憂げに呟いたのだ。 「加頭……!」 そして、そんな所に、あの仮面ライダーエターナルが──それは響良牙だったが──歩み寄った。 それを見た時、加頭は慌てて視線を逸らし、そこから逃げ去って誰かに縋ろうとしていた。 情けなくも、頬を涙が伝っていく。 もう地獄が目前にあるようだった。 腕を、足を、首を──死神たちが掴んで、持って行こうとする。 どこを見ても……。 どこを見ても……。 そこにいるのは、死神だった。 「い……やだ……死にたくない……誰か……たすけ……て………………」 【加頭順@仮面ライダーW 死亡】 【主催陣営、システム────完全崩壊】 ◆ 「……」 残った者たちは、どこか気まずそうに加頭が消え去った地を見つめていた。 そこには、もう何もない。これまでの戦いと全く同じだった。 敵を倒したは良いが、やはり、望みが打ち砕かれたまま斃れた加頭順という男の姿に、何処か同情を禁じ得ない者もいたのかもしれない。 「……」 勿論、たくさんの人間を殺した加頭にはそんな物をかけてやる余地はないのかもしれないが、しかし、人間は決して、人を殺す為に生まれてきたわけではない。 彼もまた、何かが狂気の切欠になっただろうし、彼なりの愛を持っていたには違いなかった。 「この人を──加頭さんを、救う事は出来なかったんでしょうか?」 キュアブロッサムが、後ろにいた仲間たちに、不安げに訊いた。 それから、誰もが少しだけ押し黙った。 加頭への割り切れない恨みと、それでもつぼみの一言に込められた想いを理解したい気持ちとが葛藤したのだろう。 加頭をよく知る者がそれに答えた。 ──それは、左翔太郎である。 「あいつも、誰かだけじゃなくて、多くの人が住んでいる街を愛する事が出来れば、別の結末もあったかもしれないけどな……」 『誰かを愛する心があるなら、それが出来たかもしれない……だが、彼はその道を自ら拒んでしまったんだ』 二人は、嫌にあっさりとそう言ったが、結局のところ、それが全てだった。 どうあれ、彼が選んだ道は、多くの人と相容れない道であり、真実の愛を掴む手段とは程遠かったのだ。 結局は、彼がその道を選んでしまった以上、他者が彼に救いを与えてやるのは、ほとんど不可能と言って良かったのだろう。 それが、彼が選んだ自由だったのだから、それを阻害する権利は誰にもない。つぼみやヴィヴィオの理想を押し付けるわけにはいかない相手だったのかもしれない。 ──それを思い、つぼみとヴィヴィオは、自分の持つ理想がいかに遠くにあるのかを確かに実感した。 しかし、それは彼女たちが子供だから持つ理想ではない。おそらく、彼女たちはどれだけ年を重ねてもその理想を叶える為に戦い、生きていくだろう。 仮面ライダーエターナルが、ふと呟いた。 「──あいつ……酷く怯えてやがったな……エターナルの姿を見て」 最後、加頭がエターナルから逃げ去ろうとしたのを、彼は確かに実感していた。 まるで、天敵に怯えた草食動物のように。 だからか、まるで、良牙自身が最も嫌っていた「弱い者いじめ」をしたような気持ちが拭いきれなかった。そんな後味の悪さも彼にあったのだろう。 フィリップが答えた。 『きっと、かつて、エターナルに一度殺されたからだろう』 「……そうか。それで、奴はNEVERに……。 エターナルにダブル──同じ相手に二度も倒されるとは、あいつも因果な男だぜ……」 エターナルがそう俯いて言った時、ただ一人、能天気に、エターナルの肩に手を賭けた男がいた。 超光戦士シャンゼリオンである。 「──おいおい、俺を忘れんなっての……三人で倒したんだぜ?」 エターナルも、つい忘れて、黙っていた。 全く、戦いは終わっていないのに呑気な男だ……。──と、思ったが、いや、彼がこうも呑気なのは、戦いが終わっていないからかもしれない。 彼は、戦いが終わったら消えてしまう。フィリップも同じ運命だ。 彼がここにいられるのは、この時が最後である。 こうして、三人で倒した事を強調するのも、もしかしたら、彼が自分の存在を誰しもに記憶させたいからかもしれない。 「ああ。そうだな……シャンゼリオン」 良牙は──いや、ここにいる全員は、ベリアルに永久に来てほしくないと、少し願っただろう。 ベリアルは倒さなければならない。しかし、それと同時に、ベリアルの力の影響下にある、暁その人が消えてしまう……。 その事実がある限り。 しかし──運命は、残酷であった。 『──クズクズしてる暇はないみたいだぜ。本当の敵のお出ましらしい!』 直後、そんな一言をあげたのは、魔導輪ザルバだった。 白夜の空を見上げる──零、翔太郎、フィリップ、良牙、ヴィヴィオ、レイジングハート、暁、つぼみ……。 ごくり、と誰もが唾を飲んだ。 「────あれは」 そう、それは空を見上げなければ、その姿がわからないほどの巨体だった。 その身体そのものが、身長百数十センチに過ぎない彼らにとっては、威圧であった。 かつて、ダークザギを前にした時も、同じだった。 ◆ どしん。 ──足音が、この島を揺らす。 「……!!」 どしん。 ────ゆっくりと、巨大なそれが歩み寄ってくる。 「来たか……!!」 どしん。 ──────彼らが、再びこの島に来る事になった理由が、やっと、目の前に現れた。 「ああ、奴だ……!!」 どしん。 ────────まるで、褒美のように、島に上陸した、巨体。 「やっと、本当の最後の敵と戦うんですね……!!」 ヴィヴィオが、僅かに怯えながら言った。 彼女のように、これほど巨大な敵と戦うのが初めての人間もいる。 しかし、その拳は、決して恐れだけではなく、固く握られていた。 これが本当の最後の敵──。 先ほどの加頭順は、彼の配下であり、前座に過ぎないのである。 「────カイザーベリアル!!!!!!!!」 誰が口火を切ったかはわからない。 カイザーベリアルの名を、誰かが告げた。 ◆ そして、全世界の人間は──この瞬間、ガイアセイバーズとカイザーベリアルの対面に、釘づけになった事であろう。 外の世界を街頭モニターの人だかりは、既に誰を応援するという段階ではなくなっていた。──誰もが、どちらに軍配が上がろうとも全て見届けて終える事を望んだのだ。 希望と絶望の入り混じる、不思議な感覚。 誰も、恐怖は覚えていなかった。胸の高鳴りの正体を、誰も知る事が出来なかった。 千樹憐。和倉英輔。平木詩織。真木舜一。真木継夢。斎田リコ。 相羽アキ。ノアル・ベルース。ユミ・フワンソカワ。ジュエル。テッカマンオメガ。 鳴海ソウキチ。鳴海亜樹子。刃野幹夫。園咲硫兵衛。園咲若菜。 花咲薫子。来海ももか。鶴崎。オリヴィエ。デューン。 桃園みゆき。一条和希。タルト。西隼人。南瞬。 南城二。アンドロー梅田。アリシア・テスタロッサ。八神はやて。クロノ・ハラオウン。 ムース。久遠寺右京。天道早雲。早乙女玄馬。雲竜あかり。 倉橋ゴンザ。御月カオル。山刀翼。道寺。静香。 歴戦のウルトラ戦士たち──。 血祭ドウコクと外道シンケンレッド。 あらゆる宇宙の人々が、それを見ていた。 あるいは、インキュベーターも……。 「さあ、君も──応援の準備は良いかい!? ミラクルライトを持っている君は、今すぐにミラクルライトを用意するんだ!! ミラクルライトを持っていない君は、心の中で応援するんだ!!」 そして──そこにいる、君も。 ◆ 時系列順で読む Back 変身─ファイナルミッション─(4)Next 変身─ファイナルミッション─(6) 投下順で読む Back 変身─ファイナルミッション─(4)Next 変身─ファイナルミッション─(6) Back 変身─ファイナルミッション─(4) 左翔太郎 Next 変身─ファイナルミッション─(6) Back 変身─ファイナルミッション─(4) 花咲つぼみ Next 変身─ファイナルミッション─(6) Back 変身─ファイナルミッション─(4) 佐倉杏子 Next 変身─ファイナルミッション─(6) Back 変身─ファイナルミッション─(4) 高町ヴィヴィオ Next 変身─ファイナルミッション─(6) Back 変身─ファイナルミッション─(4) レイジングハート Next 変身─ファイナルミッション─(6) Back 変身─ファイナルミッション─(4) 涼村暁 Next 変身─ファイナルミッション─(6) Back 変身─ファイナルミッション─(4) 響良牙 Next 変身─ファイナルミッション─(6) Back 変身─ファイナルミッション─(4) 涼邑零 Next 変身─ファイナルミッション─(6) Back 変身─ファイナルミッション─(4) 蒼乃美希 Next 変身─ファイナルミッション─(6) Back 変身─ファイナルミッション─(4) ウルトラマンゼロ Next 変身─ファイナルミッション─(6) Back 変身─ファイナルミッション─(4) 孤門一輝 Next 変身─ファイナルミッション─(6) Back 変身─ファイナルミッション─(4) 血祭ドウコク Next 変身─ファイナルミッション─(6) Back 変身─ファイナルミッション─(4) 外道シンケンレッド Next 変身─ファイナルミッション─(6) Back 変身─ファイナルミッション─(4) 加頭順 Next 変身─ファイナルミッション─(6) Back 変身─ファイナルミッション─(4) カイザーベリアル Next 変身─ファイナルミッション─(6)
https://w.atwiki.jp/henroy/pages/634.html
変身─ファイナルミッション─(1) ◆gry038wOvE 「ねえ、おばあちゃん……昔の話、教えてくれますか?」 ◆ ──────────また、誰かが突然ドアを叩く。 しかし、その低調なノックの音に応じる者はその一室の中にはいなかった。 このドアは、何年、何十年も前のこの風都において、横行するガイアメモリ犯罪に巻き込まれた人間が警察を頼れずに最後に縋る駆け込み寺となっていた探偵事務所のドアだ。今日まで何人の悩める人間がこのドアを潜った事だろう。 とはいえ、既にそれから幾許かの歳月が過ぎ去っている。今ではその手口の犯罪もすっかりなくなり、この事務所は、より多種多様な事件の依頼を受けるようになった。 それこそ、そこらの萎びた探偵事務所と全く変わらない。 浮気調査、人探し、犬探し、猫探し、亀探し……。 この日も、また、本当にそんな、ちょっとした事情を持つ者が来たようだった。 依頼人は、しばらくドアの前に立ってノックを繰り返し、返事を待った。 しかし、返事はない。 やはり、どうやら事務所の一室には誰もいないらしいと気づき、やがて諦めて、背中を向ける。 その人の後ろ姿は、ドアからゆっくりと遠ざかっていった……。 もしかすれば、この帰路でばったりとこの事務所の主に会う事を期待しているかもしれないし、その依頼を果たせる他の宛てを探しに行くのかもしれない。 その人は再び来るかもしれないし、既に常連であるかもしれないし、二度とこない一見かもしれない。それはわからない。 とにかく、まるで、その部屋そのものがその人間に見捨てられたかのように、一人の人間に置き去られた。 ──この、がらんと空いている部屋。 あの「鳴海探偵事務所」のロビー。 誰もこのドアを開けてはくれなかった。 ……事務所の内側は、すっかり無人であった。 奥に進めば、古い探偵小説や、寂しいほど整ったデスクがあるのだが、これらも蜘蛛たちが巣を張る為の優良物件となりつつあるようだ。 クラシックな品質で出来上がった家具や壁のレイアウトも、いくつもの帽子のかけられた壁も、少し前まではそこに誰かがいたかのような気品を漂わせるが、この時には誰もいなかった……。 何日か、あるいは、何週間か。──それがここから誰かがいなくなってから経過した時間はそれくらいだ。ただ、依頼人が来るところを見ると、何年という単位ではないだろう。 人の匂いのしない渇いた空気がその場に流れる。床板の匂いだろうか。少しだけ黴臭く、それでもどこか懐かしい物が鼻孔を擽る。下町の匂い。 隅のデスクには、ある意味では過去の重大事件の調査報告書とも取れる一冊の本と、それに関する記録(メモリー)と呼ぶべき数葉の写真があった。 ……これは、もう既に人々が忘れ去るほどに遠い過去のものだ。誰がここにこの本と写真の束を置いていたのだろう。 だが、それだけが、ここに誰か人の通った形跡を示す手がかりだった。 写真はもう、すっかり色褪せて、そこに映る人々の笑い顔さえも、どこか古めかしく見えるほどだった。そもそも、こうして写真を紙媒体に印刷する文化自体が、この時代からすると古めかしい物であるかもしれない。黴の臭いがする。 中には、幼い少女も映っているが、この人ももう、本当の大人だろう。 この、帽子を被っている気の良さそうな男は、生きていれば、もう老人かもしれないし、もしかしたらとうの昔に亡くなっているかもしれない。 ──帽子? これは、よく見ると壁に飾ってあるのと同じブランドの帽子だ。 ──年代ものだ。 時代は、大きく変わっていった。 街並みも変わり、この事務所で働く人々も変わっていく。 仮面ライダーとドーパントが戦う時代はとうに終わったくらいだ。 ……だが、それでも。この街に吹く風だけは変わらない。 いつまでも懐かしく、善と悪とが混ざり合い、そして、何より、良い風だった。 きっと、かつてこの街で暮らした人々が愛した物が、この時代の人たちにも吹き続けているのだろう。 ──窓の外の隙間風が、ぱらぱらと本のページをめくり、写真を床に散らばらせた。 この本のページを巻き戻す者はいない。 写真を拾う者は誰もいない。 そこに映っている人たちも、もうおそらく……。 世界の歴史の一つの記録を記した、その本の題名が大きく開かれる。 【変身ロワイアル】 ──広大なる宇宙。 本来、この限りなく広い宇宙というのは、それこそ数えきれないほどの人々が寄り添い合って暮らす場所であり、全ての命の故郷であるはずだった。少なくとも、ゼロが旅した幾つもの宇宙は全てがそうだった。だからこそ彼は宇宙を愛したのだ。 しかし、この青い戦士──ウルトラマンゼロが今、辿り着いた宇宙は、そんな宇宙たちとは全く違うと一目でわかった。 今、目に見えている星は全て模造品で、そこに芽吹く温かい生命までは再現されていない。 緑の息吹や文明のある惑星は恐ろしいほどに少なく、隕石の欠片のような星ばかりが無数に浮いている。そんな、おそろしいほどに音と空気のない深淵だった。 どこを何度見渡しても、やはり、生命の反応は……ない。強いてそこにある物を挙げるならば、「永遠の孤独」とでも呼ぶべき虚無感だけだ。 まるでブラックホールにでも飲み込まれたかのように見渡す限りの全てが無音で、それこそ、ゼロには、直感的にその空気に恐怖感を覚えざるを得ないほどの場所である。 『どうしたの? ゼロ』 「……ああ、いや、なんでもない」 ゼロは自分と同化している少女──蒼乃美希の言葉に、思わずそう空の返事をしてしまった。 辛うじて、ゼロが平静を保って居られるのは、いわばこの「美希」のお陰でもある。もし、彼女がいなければ、ゼロはすぐにでもその宇宙の齎す永遠の孤独に敏感に反応し、正気を失ったかもしれない。 自分と共にそこに誰かがいてくれる事が、ゼロの心を安堵させた。この不気味な宇宙の孤独からゼロを守れるのは彼女の存在だけだ。 ふと思う。 孤門は──この感覚を数日、その身で味わっているのだろうか。 ベリアルは──こんな感覚に身を震わせながら、全世界を手玉に取って満足なのだろうか。 一刻も早く、この宇宙の中でただ一人彷徨う「ウルトラマンノア」のスパークドールズを探さなければならないし、彼の時間を取り戻し、ベリアルも倒さなければならない。 しかし、やはり、この視界に広がる無限を前に、ゼロですら一瞬心が挫けそうになる気がした。 これから行う作業は、言ってみるなら──地球中から、一粒の塩を探し出すよりも困難な事であるという実感が湧いてきたのだ。 (まずいな……この世界に来てから、俺の力も弱まっちまった……) この世界に飛び込むのが初めてだったゼロは、更なる問題として、このエネルギーの枯渇も挙げられた。体に何トンかの鉛の分銅でも装着されたかのようにゼロの身体が重くなり、これまでのようなパワーも発揮できない状態が続いている。 この分だと、モードチェンジも出来ないどころか、先ほどまでのようにノアイージスを発現して別世界を渡る事さえできない。 たとえば、今すぐにゼロの力で引き返す事などは絶対に不可能な状態である。 (帰る方法は後で考えるか……それより──) もとより、ゼロに後退の意志はない。勿論、元の世界に帰らなければならないのも一つだが、それに関しては比較的楽観的に考えている部分もあった。この世界にいれば耐性が出来るだろうし、それならば地球時間で一週間ほどでも充分だ。 それはこれまでの美希たちの事を考えれば自ずとわかる事で、ベリアルを倒した後ならば一週間ここにいるというのも一つの手段である。 ……だが、問題はその事ではない。 (──これじゃあ、ベリアルと戦う力が無さすぎるぜ……っ!) そう、パワーの低下による、戦闘力への影響だ。 ベリアルの実力は、元々ゼロと殆ど互角だと言っていい。 どちらかが強い力を得てもう一方を圧倒し、そうなれば今度は負けた方が強くなりもう一方を倒す……という繰り返しが、これまでのゼロとベリアルとの間に生じていた力関係だった。 いわば、それが二人の終生のライバルたる因縁を作り上げていたのだ。 その能力がほとんどリセットされたこの世界では、圧倒的にベリアルの方に分がある。 まず、一対一の決闘でゼロがベリアルを相手に戦うのは不可能と言っていいだろう。 いかにして対策すべきか考え、宇宙空間の一点にとどまっていた時、美希の声がゼロの脳裏に反響した。 『──なんでもないのね。じゃあ、早く孤門さんを探して、ベリアルを倒しましょう!』 「お、おう……!」 ふと、美希の言葉が聞こえたので、ゼロもベリアル以外の事に意識を向ける事ができた。……そう、今は、彼女がここにいるのだ。 蒼乃美希。……あの殺し合いの生還者が。 まあ、確かに──今の孤門は、かつてゼロに力を与えたウルトラマンノアと同化しているのだから、彼がいれば現在の形勢は大きく逆転する事になる。しかし、そのノアを探し出すのにも、これだけ広い宇宙が広がっているようでは心が折れそうなのも事実だ。 美希もそれは、ここに来た瞬間に察しただろう。地平線すらもない無限の黒には、余程目が悪くない限りは恐怖を覚えるに違いない。──ましてや、彼女のように宇宙に行く機会の少ない地球人の少女となれば尚更だ。 だが、そんな美希が、ゼロに向けて──あるいは、これからの旅路を遠く見据えている自分自身に対して、ある意識を飛ばした。 『──諦めるな! ──』 美希の胸にあるのは、その言葉だけだった。 たとえ挫けそうになった時も、それを食い止めるのは、その単純な激励である。その言葉が持つ意味を噛みしめる。 長い講釈や説教と違い、言葉そのものが奇妙な力を発するのだった。 強い語調でもなく、かといってそっと支える風でもなく、その声がそもそも他人から向けられているような気がしない──そんな一言。 「──」 そして、それは、ゼロにとっても、最も好きな地球人の台詞だった。 孤門が何度となく使っていた口癖のような呪文。そして、ゼロもかつて、ある宇宙で──今思えば孤門に少し似た面影を持った──少年に言われ、ウルトラマンダイナ、ウルトラマンコスモスと共に胸に刻んだはずの言葉である。 確かに、こんな若い地球人の少女にこれを言われては、ゼロも立つ瀬がない。 「よしっ」 本来の彼らしい調子を、本格的に取り戻すには充分だった。こうして、無謀に近い状況に立たせられてこそ燃えるのが本当の自分ではないか、と。 ゼロは、その一言で奮い立つ。 「じゃあ、いくぜ、美希!」 『うん!』 ゼロは、スピードを上げて宇宙の果てに飛び立っていった。 願わくは、追い風が彼らに届くように……。 彼が飛び去った後には、青い残像が光っていた。 ◆ ──別の宇宙。 時空移動船アースラの壁は、だんだんと消滅を始め、ガイアセイバーズの視界に広大なブラックホールの姿を映していた。 目の前にある深い闇が、これから自分たちの身体と意思とを飲み込む事になる「宇宙」だという。 アースラは、無力にも、その直前で消えかかろうともしていた。──だが、これが、正しい歴史におけるアースラのあるべき姿なのだ。とうに消えているはずものが、奇跡的に駆動し、そして志半ばに消えかかっている。 しかし、最後の任務を終えたアースラを、今、ベリアルの野望が生み出した死者の力で再生し、今、無に帰る為に最後の力を振り絞ろうとしている姿でもあるのだ。 もしかしたら、それだけでは足りないかもしれない。 あとほんの少し、風が吹けば──この艦を動かしてくれた者の想いも、この艦を守ってくれた死者たちの想いも、この艦の為に命を亡くした者の想いも、全てが無にならなくなる。 インキュベーターの言った通りに、「出動」ができる。 きっと、風は、──届く。 ──そう、あと、もう少しで。 あの変身ロワイアルの世界へ──。 (届け……届け……!!) 彼らは、祈った。 人が祈れば風が吹くわけでもないが、かつて、左翔太郎はそんな経験をした事がある。人々の祈りは時として黄金の風を巻き起こす事もある。 せめてこの先にある世界に自分たちを届けてほしいと。 (届け……届け!!) そう思いながら── 八人は、ただ祈った。 彼らと同化している魂や、共に戦ったデバイスたちも祈り続けた。 このままでは、数々の人々が、数々の死者が、美国織莉子が、吉良沢優が、インキュベーターが、動かしてくれたこの船が沈んでしまう。 運命は、彼らだけの力では不足だというのか。 このまま辿り着かなければ、その全てが無駄になり、同時に、全てが終わる。 ここにいる者たちが最期を迎えた時、遂に世界の希望は潰えてしまう──。 (──届け!!!!!!) ──そして、その時である。 『──』 『──!』 『──!!』 彼らの耳に、幾つもの────「声」が聞こえた。 この時空の狭間には、無数の世界や宇宙──あるいは時空に繋がる扉が存在している。 それらの扉から、無数の声と、そして力が一陣の黄金の風となり、彼らのもとへと寄り集まっていったのである。 彼らに力を貸す意図もなく──ただ、混ざり合って風となって。 『──蒸着!』 なにものか、の声。 『赤射!』 『ムーン・プリズムパワー・メイク・アーーーップ!!』 ……それは、無数の時空に存在する彼ら以外の変身者の声に違いなかった。 遠き日、その変身者たちの姿を見守った子供たちならば、その声を聞き分け、それが誰の言葉であるかも、きっと思い出す事も出来るだろう。 『焼結!』 『デュアル・オーロラ・ウェーーーブ!!』 その変身者たちが発した魔法、科学、超能力など……あらゆる形で発現された変身エネルギーの塊。ベリアルさえも利用の方法を模索し、首輪という媒体を使わなければ得る事が出来なかった膨大な力たち──。 それが、彼らの船を包み、巨大な追い風へと変わっていったのである。 「!?」 ──この戦いの為に利用された、「変身エネルギー」たちである。 「これは……」 それは時に正義の力となり、時に悪の力となる。 それを使うのは使い手次第。 ガイアメモリが仮面ライダーにも、犯罪者にも使われたように。 光の巨人を模したウルティノイドがダークザギとなったように。 改造人間やテッカマンとなった者が時に本能に従順になり、時に理性で打ち勝ったように。 同じ遺伝子から生まれた少女が光と闇に分かたれたように。──そして、それがある時入れ替わったように。 使い手の心は、力の形さえも捻じ曲げる。 善にも悪にも。光にも闇にも。 ────そして、その力には決して罪はない。 『重甲!』『邪甲!』 『怒る!』 『風よ、光よ、忍法獅子変化!』『ゴースンタイガー!』 『チェインジ!スイッチオン!ワン、ツー、スリー!』 『大・変・身!』『アポロチェンジ!』 『ガイアーーー!』『アグルーーー!』 『『『『『クロスチェンジャー!』』』』』 『『『『『トッキュウチェンジ!』』』』』 『『『『『シュリケン変化!』』』』』 『瞬着!』 『凱気装!』 『ハニーフラッシュ!』 『ピピルマピピルマプリリンパ、パパレポパパレホドリミンパ!』 『パンプルピンプルパムポップン!』 変身者たちの風の中には、時に冷徹な悪の戦士の声や、戦いを行わないただの魔法少女の声までも混じった。そんな混沌の理由を察する事は誰にも出来なかった。 あらゆる時空から吹き荒れた「変身」の力には、意思という物はない。 だが、強いて言うならば、変身者たちの意識のほとんどがベリアルを倒す方に傾き、善悪問わず──あの外道衆たちさえも含め──彼らに味方しようとしている想いが、こんな奇跡を起こしているのかもしれない。 誰もが他者による支配を望まない。 故に、それらは一斉に彼らに向けられて力を発していたのだ。 『まさか……』 その果てにあるのがどんな目的であろうと、それは同じ「変身エネルギー」には違わず、そして、意思の伴わない力が偶然船に向けて放たれただけである。 アースラに乗っていた者たちは、全員、目を丸くした。 「何だよ、これ……」 『絶えず吹き荒れる、善と悪の風だ……!』 そう……かつて、翔太郎たちに力を貸した祈りの風は、決して正しい者たちだけが齎した物ではないのだ。 はした金の為に争い合った者も、園咲家も、風都の仲間も……あらゆる人間の想いが寄り添い合う場所が「街」であり、「風」なのである。 善と悪──人間が持つ二つの性質が混ざり合い、だからこそ巨大な風になりえた物だった。そして、それは今もそうだった。 そう、世界には、絶えず善と悪の風が吹き続ける……。 「英霊たちの力……ってやつだな」 『ああ、俺がこれまで、色んな時空で共に戦った黄金騎士たちの力も少しだが感じるぜ』 零とザルバもまた、冷静に力の正体を見極めていた。 歴代の黄金騎士たちが、過去も、未来も、時空さえも超えて、文字通りの「力」を届けている。──それをザルバは感じ取っていた。 その称号を受け継ぎ続ける彼らだからこその直感であろう。 「──変身という“力”そのものが……何かを変えようとする“力”が、私たちを、導いてくれているんですね……!」 それを起こしたのが誰であろうと関係はない。 彼らに力を貸す事が出来るのは、この時、個々人の思想ではなく、共通の「エネルギー」だったのだ。 それが最後のパーツとなって、エンジンは動いて行く。 徐々にプロペラが回っていくように、アースラも再び飛び上がっていった。 『みんな、遂に辿り着けるんだ……! 世界中の人の祈りを背負って……僕達は!!』 そして──そんなフィリップの声を聞いた後、彼らの意識はだんだんと曖昧になっていった。 次に目覚めた時、彼らにとって、無数のヒーローの声が真実であったのか、夢であったのか、既にわからないほど、遠い記憶のような出来事に思えていた。 変身エネルギーの概念を詳しく知らない彼らには些か、その原理がわかりかねる物であっただろう。 だが、結局のところ、どちらであれ──彼らは、世界の節々で繰り広げられていた自分たちと同じ境遇の者たちの力を感じて、再び殺し合いの世界に突入する事になった事実は変わらない。 ────そう、彼らの行き着いた先は、かつて殺し合いの舞台となった場所だった。 そして、彼らがそれを変えようとする場所だ。 ◆ ──変身ロワイアルの世界。 加頭順が城の上から眺めていた空には、アースラの半身が浮かび始めていた。 頭上に出来あがったブラックホールにその先端を突っ込もうとしている巨大な戦艦を眼に焼き付ける。 粒子に消えながらこの世界に突入するアースラの最期は、今まで見たどんな満月や流星群よりも美しい光景だと、加頭は思った。 いや、この言い方は妙か。……初めて「美しい」と思った光景だと言っていい。景色や世界の色使いに感動する気持ちが少しわかった気がする。 散華の美、とでも言おうか。 ──どうやら、彼らを妨害する事は出来なかったらしい。 ……となれば、結局、やはり、直接、戦闘によって勝ち得るしかないわけだ。 この手で敵と渡り合う。 どの道、あのアースラは消えてなくなるのだ。今更、労力を割いてまで撃墜する必要はない。 加頭はここで、彼らとの最後の戦いを待つだけだった。 降り立った彼らを真正面から向かい打ち、そして勝てるだけの実力が今の自分にはある。卑怯な手は使わない。使う必要はどこにもないからだ。 昨日までとは違う。新しい力が己に味方した以上、手負いの彼らくらいはきっと越えられる。──そんな自信があった。 己の手に固く握ったユートピアのメモリを一瞥し、加頭は微笑んだ。 「……来い。貴様らの最後を見届けてやる」 ああ、そして、彼らに──ガイアセイバーズに風が吹くのは、加頭にもわかっていた。 そう、今は彼らに追い風が吹いている。外からの力がこちらへと戦士を誘ったのだと。 しかし、この世界に立ち入ったからには、その風は突如、反対に吹いてもおかしくはないという事である。 冴子と暮らす為のこの世界を守るのが、加頭の最後の役目だ。 その役目の為にも、今度は逆風に変わってもらわなければ困る。 いや、自分自身のこの手で変えるのだ。──それこそが、加頭順として証明する冴子への最大の愛であり、最も価値のある婚約指輪になるだろう。 加頭は強く拳を握った。 「この世界から……排除する! ガイアセイバーズ!」 ガイアドライバーに周囲の「闇」が吸収されていく。 貯蓄された闇は更に加頭の感情を刺激し、彼の身体を強化し、NEVERに要される酵素に近い生命の延長を計った。 ベリアルが彼に与えた力が覚醒し、新たな力が「起動」し始める。 ◆ ──仮面ライダーの世界。 ──プリキュアの世界。 ──魔法少女の世界。 ──テッカマンの世界。 ──らんま1/2の世界。 ──魔戒騎士の世界。 ──ウルトラマンの世界。 ──スーパー戦隊の世界。 あらゆる者が、戦いの終わりを見守った。 たとえ、ベリアルほどの実力を持つ者たれども、今この時ばかりは、彼らに戦いの行く末を任せるしかない。 大人たちもまた、子供のような心を胸に、勇士が立ち上がり、関門に辿り着く姿を見守り──その勝利を祈った。 「──やっとたどり着いたか。てめえらも」 この世界に住む血祭ドウコクは、少しばかりその中では異端だった。 六門船の揺れる船の上で、三途の川面に浮かんだ映像を、骨のシタリと共に眺めて、彼らが辿り着いた事実をさも当然のように受け入れ、そして、そこにガイアセイバーズがいるかのように、彼は呟いた。 シタリは、彼の方をちらりと見る。 「見せてみろよ……。──貴様らが勝つ姿を」 血祭ドウコクの言葉を聞き、その横顔を眺めた後で、シタリは再び、何も言わずに三途の川の方に視線を落とした。 彼が今、こんな事を言う友人を見て何を想ったかはわからない。 ただ、シタリもこんなご時世、ドウコクと同じ物を観たがっているという事だけは同じだった。 ◆ 時系列順で読む Back BRIGHT STREAM(5)Next 変身─ファイナルミッション─(2) 投下順で読む Back BRIGHT STREAM(5)Next 変身─ファイナルミッション─(2) Back BRIGHT STREAM(5) 左翔太郎 Next 変身─ファイナルミッション─(2) Back BRIGHT STREAM(5) 花咲つぼみ Next 変身─ファイナルミッション─(2) Back BRIGHT STREAM(5) 佐倉杏子 Next 変身─ファイナルミッション─(2) Back BRIGHT STREAM(5) 高町ヴィヴィオ Next 変身─ファイナルミッション─(2) Back BRIGHT STREAM(5) レイジングハート Next 変身─ファイナルミッション─(2) Back BRIGHT STREAM(5) 涼村暁 Next 変身─ファイナルミッション─(2) Back BRIGHT STREAM(5) 響良牙 Next 変身─ファイナルミッション─(2) Back BRIGHT STREAM(5) 涼邑零 Next 変身─ファイナルミッション─(2) Back 永遠のともだち 蒼乃美希 Next 変身─ファイナルミッション─(2) Back 永遠のともだち ウルトラマンゼロ Next 変身─ファイナルミッション─(2) Back 崩壊─ゲームオーバー─(12) 孤門一輝 Next 変身─ファイナルミッション─(2) Back 帰ってきた外道衆 特別幕 血祭ドウコク Next 変身─ファイナルミッション─(2) Back 帰ってきた外道衆 特別幕 外道シンケンレッド Next 変身─ファイナルミッション─(2) Back インターミッション 加頭順 Next 変身─ファイナルミッション─(2) Back インターミッション カイザーベリアル Next 変身─ファイナルミッション─(2)
https://w.atwiki.jp/henroy/pages/639.html
変身─ファイナルミッション─(6) ◆gry038wOvE ──不可解な静寂。 ガイアセイバーズを見下ろすカイザーベリアルは、自ら口を開く事はなかった。 そして、ガイアセイバーズと呼ばれた男たちも、その姿をただ、見上げて、一概に「敵を睨んでいる」とも言い切れない瞳で見つめるだけだった。 これは、「緊張」と呼んでいいのか、わからない。 もはや、それは奇妙な時間のマジックだった。何時間となく、無言の睨み合いが続いていたような気さえした。 それは、余裕を心に内在しているベリアルの側も同じ事だった。 自分がこうして出向く事になる事など、殆ど無いと思いつつ、心のどこかではそれを期待していた……そんな感情もあったのだろう。 ベリアルにとっては、まるで現実味のない夢が叶ったようでもあり、厄介な邪魔者に夢を邪魔されているようでもあった。この強敵でさえ、そんな微妙な感慨に没していた。 だが──誰かが、その、何人も口を開く事ができなかった静寂を、ふと打ち破った。 「────みんな……奴を倒し、全てを終わらせるぞ……!!」 それは──シャンゼリオン、涼村暁だった。 誰もが一斉に、彼の方を見た。──彼がその言葉を告げた事を、誰もが心から意外に思ったようだった。 目の前の敵が倒されれば死ぬ──そんな宿命を背負っているのは、実のところ、この元一般人の青年に他ならない。 そして、何より彼には──涼村暁には、そんな宿命と戦うヒーローの自覚は全くない。 今日の今日に至るまで、ただ、なりゆきでそれらしい事をしているが、普通の人間だ。いや、むしろ……およそ、ヒーローの資質とは無縁な性格の男だと言える。 そんな彼が……真っ先に……。 真っ先に──この静寂を打ち破り、こうして誰かの心を熱くさせたのだ。 ぐっと、全員が顔を顰めた。 「──ガイアセイバーズ。 遂に加頭まで倒しやがったか……俺様の前に現れるとは、予想外だった」 まるで暁に釣られるように、ベリアルの方が言った。 静寂が打ち破られ、雲が次第に晴れるようにしてベリアルの目が光る。 誰もが、初めて、ベリアルの声を聞いた。それぞれが全く別の声に聞きとったのだが──いずれにせよ、それは巨悪らしい低い声だった。 こんなに近くで──全ての世界を崩壊させようとする元凶が自分たちに語りかけているのだ。この最大の怪物が……。 彼一人が、宇宙を支配し、そして崩壊させようとしている。 そして、彼がいれば、これから数日と宇宙を保たせる事はできない。 「まさかお前らとこうして会う事になるとは思わなかった……褒めてやるぜ!」 そして。 そんなベリアルの声色は、心なしか、どこか嬉しそうだった。 それが何故なのかは、すぐには誰にもわからなかった。 世界にただ一人いるのが、いかに退屈なのだろうか……。 きっと、内心ではそうなのだろう。 それを、表には出さずともどこかでわかっていたのかもしれない。 ……世界の支配者には、「敵」が必要だった。 世界の一番上に立った支配者にあったのは、満足感や充足感だけではなく、渇きだったのだ。元から持ち合わせていた隙間が、圧制によって埋められる事はない。 だが、今、こうして彼らが乗り越えて来た事で、ガイアセイバーズという絶対の敵が生まれたのだ──。 おそらく、ウルトラマンノアの再誕を妨害しながらもその姿が現れると歓喜にも似た感情を抱いたダークザギも、同じ心情だったに違いない。 ガイアセイバーズの中にも、ベリアルを前に、何か胸騒ぎがする者がいた。 それは、恐れではない。 むしろ、奇妙な共感とさえ言える。──生か、死かの戦いという気がしない。 何故か、むしろ、最大の敵を前に、安らかで、精神的には抜群のコンディションでさえあった。それは、ずっと追い求め、憎み続けた相手が目の前にいるのだと、その想いがあるからかもしれない。 これまでと相反する感情が内心に溢れたせいか、こうして目の前に強敵がいる事にも、不思議と現実感が消えていった。 しかし、そんな頭を切り替える。 「来い……! 俺は、小細工はしない……! お前らに勝つ自信があるからな……!!」 そんなベリアルの言葉に、ごくり、と唾を飲み込む。 だが、どう取りかかればいいのか、各々が少し悩みあぐねた。 相手の身体は50m近くもあり、簡単には倒す事ができない相手なのを実感させる。 あのフィリップですら、ベリアルの対策は検索しても浮かばないほどだ。 しかし。 そんな状況下でも、秘策を持つ男が、この場にただ一人だけ、いた──。 「……」 ──そして、その男は、ゆっくりと前に出て歩きだした。 「……──」 通用するかはわからない、と思いながら。 ただ、目の前の敵にぶつける為に、少しは修行したのだ。 その男の背中を、誰もが目で追った。 どこか誇らし気に、ベリアルの前に出て行く男──。 「──仕方ねえ……! あのサイズの敵を倒すにはあれっきゃねえな……!!」 それは、仮面ライダーエターナル──響良牙であった。 ばっ、とマントを靡かせる彼の姿は、何らかの秘策を持っている状態のようだ。期待を持っている者もいれば、期待の薄い者もいた。そう簡単に倒せる相手ではないのは誰もが理解している。 だが、どうやら、良牙には、巨大な敵と戦える術があるらしい。 エターナルに向けて、ブロッサムが声をかける。 「良牙さん……? 何か秘策が……!?」 「──ああ。実は、俺は、闘気を使えばあれくらい巨大になれるんだ」 そんな一言に、誰もが少しの間固まった。 体を巨大にして戦うという事が出来るならば、数日前のダークザギ戦において、何故彼はそれを使わなかったのか……と誰もが思ったのである。 それは、自然と口から出てしまう疑問だった。──ブロッサムが、誰しもが抱いた疑問を自らが代表して彼に突っ込んでしまう。 「──なんで今までやらなかったんですか!?」 「今ほど力が溢れてる時がなかったんだよ!!」 だが、エターナルにかなりの剣幕でそう返されて、ブロッサムは今度は少し小さくなった。 確かに──いくら良牙でも、それほどまでに強大な力があって、ダークザギ戦の時に使わぬわけがない。 そして、あの時は、今のように黄金の力が自分たちを助けてくれる事もなかった。力でいえば今よりずっと低く、資質もないのだ。加えて、良牙はこの数日で、闘気の使い方をかつて以上によく学んだ。 そう。彼は「今」だからこそ……彼の力が及ばぬ、歴戦の達人の技を使おうとしていたに違いない──。 「いくぜ!!」 エターナルが叫ぶ。 そして、同時に──八宝斎や早乙女玄馬がかつて行った、“闘気による巨大化”を始めたのである。 全員、半ば半信半疑であったが、そんな怪訝の色は、エターナルの頭が階段を上るように高くなっていくにつれて失われていく。 「──!!」 歴戦の勇士であった者でさえも、この妖術めいた格闘の曲技には目を凝らし、そして、自分の経験すらも疑っただろう。 だが、現実に起きている事であるのは言うまでもないので、自らの経験の浅さを一笑して区切りをつけた。 それと同時に、感嘆もしてしまった。──下手をすると、ベリアルでさえもそうした存在の一人であったかもしれない。 「おおっ……!」 かつて八宝斎及び早乙女玄馬の二名によって行われたその激闘の様子は、さながら妖怪大戦争のようだったが──今、この場においては、唯一の希望であり、無敵のヒーローとなる存在の誕生の瞬間だ。 直後──仮面ライダーエターナルは、確かにオーラを纏って、少しずつ大きくなった。 味方の誰もが、その姿に大口を開ける。まさか、この男──こんな異様な力までも持ち合わせていたとは。 「すげえ……!!」 そして、気づけばウルトラマンのように、ベリアルのサイズへと変身しているのだった。 これが仮面ライダーエターナルの「秘策」だったらしい。 確かに、これならば、カイザーベリアルも恐れるに足らない。エターナルの実力は誰もが知っているし、カイザーベリアルとの体格差が埋まった以上、分があるのは自らの方であった。 良牙の闘気が解放され──そして、高らかに宣言し、いつも以上に遥かに大きな声で名乗りをあげた。 「見ろ、ベリアル……これが、お前を倒す────超エターナルだッッッッ!!!」 両者は同じ高さの目で、少し睨み合う。ベリアルが、そんなエターナルを前にも、気圧される事はなかった。 エターナルの目と、カイザーベリアルの目が合う。──両者の間に、緊張が走る。 だが、ベリアルは、嫌に淡々としていた。 「──巨大化、か。人間のくせに……」 「ああ……! これでお前と同じ土俵で戦える!!」 そう言いつつ、これから、この敵と戦わなければならないのか……と、エターナルは内心で独り言ちていた。 こうして同じ目線で前を見ている者こそが、これがこれまでずっと追い求めていた強敵。 そう、誰よりも強い敵だ。 こうして、自分一人で戦って勝てる相手とは限らない。 だが──エターナルは、一息飲んでから、戦う覚悟を決めるように、左掌を右拳で叩いた。 風が吹く。 「……」 「……」 ──────そして、その直後、巨大な仮面ライダーエターナルの姿は消え、エターナルは再び等身大に戻った。 「……」 あまりの事に、誰もが言葉を忘れ、冷やかな瞳でエターナルを見た。その瞳は、興味のないものを見つめる猫の瞳にも近かった。 何故か元のサイズに戻ってしまったエターナルは膝をつき、がくっと肩を落としている。 そして、言った。 「……くそ。今の俺じゃ三秒が限界か」 ……良牙の力、及ばず。 良牙はまだ若く、ちょっとやそっとの修行を積んだ所で、巨大化したまま戦う事など出来ようはずもない。 これは、年長の達人である八宝斎や玄馬ですら、数秒しか保たなかった技なのだから。 それ故、良牙がこれだけしか巨大化できないのも仕方のない話であったが、実戦の上で全く意味のない時間が過ぎ去り、多くの期待が泡と消えた事は言うまでもない。 「──何の為に大きくなったんですか!!」 今度のキュアブロッサムのツッコミは、全く、その通りであった。 少し良牙に期待した者は、過去の自分を呪った事だろう。 頭を抱える者も出た。幸先が不安である。──よりにもよって、カイザーベリアルとの初戦がこれとは。 ベリアルも、一瞬唖然としたが、余裕を込めて笑った。 「クックックッ……おもしれえ。随分と余裕があるじゃねえか……!」 「余裕なんじゃないやい! 本当にこれしか出来なかったんだい!」 負け犬の遠吠えのように、ベリアルを見上げて叫ぶエターナル。 しかし、誰もがそんな彼を白けた目で見つめている。 当の良牙が、全く本気であるのが輪をかけて救いようがない話で、彼は背後の者たちの視線にさえ気づかなかった。 「──ボケてる場合じゃありません。……どうしましょう」 レイジングハートもまた、呆れかえっていたが、それを中断して仲間の方を見た。 彼女自身、ほとんど無意識の事だが、まさに言葉の通り、両手で頭を抱えている状態であった。決戦を前に、こうして頭を抱えたのは初めてである。 ダミーメモリの力をもってしても、巨大化は不可能に違いない。 どうして、ベリアルと同じ土俵に立つ事が出来ようか。 「フィリップ。巨大化する術は……?」 『残念ながら、ない』 「……って事は、やっぱりこのまま戦うしかねえって事か。仕方ねえな……」 と、ダブルがダークザギ戦のように等身大のままダークベリアルと戦う覚悟を決めようとした時である。 ──誰かの声が、また、響いた。 「──いや、違うぞ!!」 誰だろうか。 そんな、聞くだけでも希望が湧くような言葉を発したのは。 またくだらないボケか、と心が諦めるよりも前に、誰もが反射的にそんな希望の一声を頼ってしまう。 「──」 ダブルが振り向くと、それは佐倉杏子であった。 ──全員が、ほぼ同時に杏子の方に目をやっていた。 一体、フィリップにさえ何も浮かばないのに、どんな秘策があるのかと思った。 そして、ダブルは、彼女が今、手に持っている物体に視線を落としたのだった。 「杏子……それは……」 ──見れば、杏子の手では、「何か」が強い輝きを放っているのである。 今度の希望は、決して良牙のようなくだらないボケではなさそうだ。 彼女は、良牙と違う。場を白けさせるボケはしない。 真っ赤な光を輝かせるその物体から、誰しもの耳へと「音」が運ばれて来た。 「そうだ……まだ手がある……!!」 どっくん……。どっくん……。 普段から、どこに行っても鳴り響いているはずの音──。 そう──“鼓動”。 杏子の手にあったのは、まるで心臓のような血の鼓動だった。だが、心臓を持っているのではなく、鼓動を手に持っている。 それを見て、各々の頭に浮かぶのは、あの忘却の海レーテで見たウルトラマンのエナジーコアに酷似した物体である。 そして、杏子自身は、あの時──彼女自身がデュナミストであった時に感じたエボルトラスターの鼓動を重ねていた。 あの時に、自分がデュナミストをやっていたから──だから、それが自分の切り札だとわかったのだ。 杏子の手に握られているのは── 「あたしのソウルジェムだ……!! こいつが……光ってる!!」 ──そう、魔法少女のソウルジェムであった。 今は使えないはずのこれが、久しく、彼女に反応したのである。……そして、その理由が、彼女にはすぐわかった。 杏子は、かつて、ドブライという一人の男が教えてくれた事を思い出す。 彼もまた、ある世界で出会った、杏子の友達の一人である。──そして、彼が最期の時、杏子に、何を告げようと……何を託そうとしたのか。 その言葉が、再び杏子の胸に聞こえた。 ──……杏子よ。君のソウルジェムが……光が……きっとまた、輝く時が来る……その光で、ベリアルを、きっと倒してくれ……── それから、今度は、自分のソウルジェムが石堀によってレーテに放り投げられ、無限の絶望の海を彷徨った時の事を思い出した。 巴マミの尽力によって、絶望の海から再びこの世界へと還ったソウルジェムだが、その時には、強い光が彼女を包んでいたのだ──。 その光とは、一体何か──。 「そうか……杏子のソウルジェムは、レーテに入った時に、ウルトラマンの光を少しだけ受け継いでいたんだ……!」 翔太郎も気づいたようだ。 杏子のソウルジェムは、確かに闇の力に染まって、魔法少女へと変身させる機能を捨てた。だが、決して闇の力だけを吸収して動かなくなったわけではない。 もう一つの力──ウルトラマンの、光の力がそこに宿り、二つの力が葛藤したから機能を停止したのだ。 ウルトラマンノアの力は今、二つに分かたれている。 その内の片方が、あの時からずっと杏子のソウルジェムに宿っていたのだという事。 そして── 「ああ、それが今、呼び合ってるんだ……!!」 それは、キュアムーンライトのプリキュアの種と、ダークプリキュアが持つプリキュアの種が強く反応し合うように──元々一つだった者の欠片と欠片が呼び合う仕組みになっていた。 未来を予知できたノアが、スパークドールズとなった時の為に残した予防線に違いない。 ノアは、杏子と美希の絆を信じたのだ。 「……みんな」 何故──ノアが今になって呼び合おうとしているのか。 その理由も、彼女にはわかる。 「美希が……あいつが、ウルトラマンを見つけてくれたんだよ……!!」 杏子は、ソウルジェムを高く掲げ、叫んだ。 ガイアセイバーズの視線は、そのソウルジェムに視線を注いだ。 「──来てくれ、ウルトラマン!! あたしたちはここにいる!!」 ◆ ────祈りとともに、空が光った。 銀色の翼の戦士、ウルトラマンノア──。 彼は、自らの力を注ぎ込んだ杏子のソウルジェムに反応し、彼らの居場所を即座に探知したのである。自らが復活した時、彼女たちの居場所を探る為に残した力だ。 「シャァッ──!」 感応している。 そして、自分を呼んでいる──。 ノアは、すぐにそれに気が付いた。 「ついて来いってのかよ……! 速すぎるぜ……!!」 ゼロも、ノアから授かったノアイージスを使って、銀色の流星の軌跡を追った。 しかし、測定不能レベルの速度で飛行するウルトラマンノアは、ゼロが容易に追いつける相手ではなかった。 彼の後に残った光の後だけを、彼らは辿っている。 ノアとは、実体がない存在なのではないか、とさえ思う。ウルトラマンノアは、本当に生物なのだろうか。 それでも──彼が味方で、自分たちが、敵の場所に近づいているのがよくわかった。 ────その時、ノアと同化する孤門一輝の意思が、彼らの耳に届いた。 『美希ちゃん、ゼロ……君たちは、向こうへ……!』 それは、声だけだったが、どうやらリアルタイムで届いているテレパシーのような意思だと気づいた。 確かに、温和な孤門の声だ。 だが、何故、この時になって別の場所に向かわせようとするのか、美希にはすぐに理解する事ができなかった。 確かに、リーダーである彼の指示に従うのが道理だが。 『え……!? 何故ですか……!?』 『君には、もう一人、救うべき相手が残っているはずだ……!』 と──孤門にそう言われた時、美希は、思わず自分が忘れかけていた大事な事に気づく。 自分が助けなければならない仲間は、ベリアルと共にはいないのだ。 『シフォン……!』 ベリアルが貯蓄したFUKOの力と共にあるはずだ──。 ラブと、祈里と、せつなと……みんなで育てた、あの子。 円らな瞳の赤ん坊、シフォン。 インフィニティのメモリと呼ばれている、美希のもう一人の仲間。 彼女を、支配の力ではなく、再び、ただの一人の子供として、自由を与えたい。 それが、プリキュアとしての彼女の使命だ──。 美希は、ゆっくりと頷く。 『わかりました!』 「──よし、さっさと助けて、加勢してやるぜ!」 ……目の前には、地球を模した青い星があった。 その星こそが、ノアが辿り着いた場所。 銀色の流星が、消えていった場所。 そして、ついこの間まで、自分たちが戦っていた場所。 やっとたどり着いた……。 この星に──。 ◆ ────震!!!!!! 「シャアッ……!!」 杏子たちのもとに、ウルトラマンノアが土埃をあげて舞い降りたのは、その直後の事であった。 ──大地が打ち震え、一瞬だけ、強風が吹いた。 しかし、誰もがそれを浴びて、ただノアの姿を見上げていた。 その姿を見上げながら、どこか安心してそれぞれが頷き、杏子が言った。 「来た……──ウルトラマン!!」 銀色の羽を持つ、光の戦士。 カイザーベリアルでさえも恐れた、伝説のウルトラマンが、今、杏子たちの前に再び現れている。 そして、そのウルトラマンの正体は、彼らの仲間であり、リーダーである孤門一輝に違いなかった。 『────みんな……遅くなって、ごめん!』 孤門の声が、それを見上げる者たちの脳裏に響いた。 それは、ウルトラマンノアというよりも、孤門一輝という一人の男にも見えた。 カイザーベリアルも、目の前に再び現れたウルトラマンノアの姿に、僅かながら息を飲んだようだ。 彼の力でさえも及ぶかわからない強敵──それが、ノア。 しかし、やはり……こんな敵を、ベリアルは待っていたような気がする。 「まったく……遅いぜ、本当に! ヒヤヒヤさせんな!」 絶狼が茶化すように言う。 しかし、カイザーベリアルを眼前にした彼が、とにかくこの男の到着を待っていたのもまた事実だ。 それに──今のところ、死傷者は出ていない。 孤門が遅れたせいで死んだ仲間は一人としておらず、むしろ、彼が来たのは丁度良いタイミングであったと言えよう。 「……ここにいる私たちは、みんな無事です!! 孤門さん!!」 そこにヴィヴィオの姿があった事に、孤門は少し目を丸くした。 レイジングハートが既にいるので、ダミーメモリによって体だけ形作っているのでない事はすぐにわかった。 悪戯としては少々悪質であるから──おそらく、そこにいるのはヴィヴィオ本人だ。 『生きていたんだ……ヴィヴィオちゃん……!』 ノアは、そんなヴィヴィオに向けて頷いた。 それから、すぐに、カイザーベリアルの方を向いた。 「……──」 彼は、確かに待っていた。 自分と同じ土俵で戦う、別の敵を──。 しかし──ノアは、些かカイザーベリアルよりも実力が上回る存在でもある。 どちらが勝つのか──それは、カイザーベリアルにもわからない。 スパークドールズ化ではなく、もう一つの秘策も持ち合わせていたが、それよりも……まずは、自分だけの力で小手調べをしようとした。 『────ああ……!! みんな、一緒に戦おう!!』 ウルトラマンノアが──孤門が、地上の仲間たちに呼びかける。 見上げる彼らは、きょとんとした顔だった。 「俺たちが……」 「一緒に……?」 一緒に戦う……と。 しかし、今の自分たちには、カイザーベリアルと戦えるだけの力があるだろうか。この大きさでいる限り──。 そんな彼らの内心の疑問に答えるように、意識を飛ばす。 『共に肩を並べて困難に打ち勝てる絆……それを持つ者みんなが、「光」なんだ。 僕達の間に絆がある限り……みんな、最後まで一緒に戦える──!!』 地上にいた者たちは、皆、呆然とした。 全員でウルトラマンと同化するという事なのだろうか。 それが可能だというのか──。 「──そうだ……! あたしたちなら出来る!! みんな……あたしのソウルジェムに手を──!!」 しかし、杏子が、いち早く孤門の言葉を理解し、そこにいる全員に呼びかけた。 それと同時に、戸惑っていた誰しもが彼女の言っている事を、納得したようだ。 このソウルジェムには、ウルトラマンの光が注ぎ込まれている──このソウルジェムに向けて力を発すれば、全員がウルトラマンになれる。 人間はみな、自分自身の力で光になれる──。 かつて、世界中の人々の力を借りて、邪神ガタノゾーアと決戦したウルトラマンがいた。 それと同じに……決して、ウルトラマンは一人だけが変身する物ではないのだ。 「……ああ! わかった!」 仮面ライダーダブルが。 高町ヴィヴィオが。 レイジングハート・エクセリオンが。 超光戦士シャンゼリオンが。 キュアブロッサムが。 仮面ライダーエターナルが。 銀牙騎士絶狼が。 「────いくぞ、みんな!!」 杏子のソウルジェムに、手を重ねた。 八人が、それを強く握りしめると、八人の体は、次の瞬間、一つの光となり、ソウルジェムの光の中に吸い込まれていく──。 本当に……本当に、彼らの間に芽生えた絆は、今、光となったのだ。 「絆……」 ここにいる者たち……それぞれの出自は違う。 しかし、こうして出会い、互いが絆を結び、育んできた。 ウルトラマンネクサスや、ウルトラマンノアと共に戦う時も、誰か一人だけの力で戦うわけではない……。 「──ネクサス!!」 そして、ソウルジェムは、空へと飛来し、ウルトラマンノアの胸のエナジーコアへと帰っていった。 ノアの全身に、ソウルジェムに注いだ力が再び灯る。 それは、更なるエネルギーの上昇を意味していた。 「────勝負だ!! カイザーベリアル!!」 「────勝負だ!! ウルトラマンノア!!」 ノアとベリアルは向き合った。 お互いに、同じ意識を飛ばし合う──。 戦いがあった島の上で、二つの巨体は、最後の戦いを始めようとしていた。 ◆ 時系列順で読む Back 変身─ファイナルミッション─(5)Next 変身─ファイナルミッション─(7) 投下順で読む Back 変身─ファイナルミッション─(5)Next 変身─ファイナルミッション─(7) Back 変身─ファイナルミッション─(5) 左翔太郎 Next 変身─ファイナルミッション─(7) Back 変身─ファイナルミッション─(5) 花咲つぼみ Next 変身─ファイナルミッション─(7) Back 変身─ファイナルミッション─(5) 佐倉杏子 Next 変身─ファイナルミッション─(7) Back 変身─ファイナルミッション─(5) 高町ヴィヴィオ Next 変身─ファイナルミッション─(7) Back 変身─ファイナルミッション─(5) レイジングハート Next 変身─ファイナルミッション─(7) Back 変身─ファイナルミッション─(5) 涼村暁 Next 変身─ファイナルミッション─(7) Back 変身─ファイナルミッション─(5) 響良牙 Next 変身─ファイナルミッション─(7) Back 変身─ファイナルミッション─(5) 涼邑零 Next 変身─ファイナルミッション─(7) Back 変身─ファイナルミッション─(5) 蒼乃美希 Next 変身─ファイナルミッション─(7) Back 変身─ファイナルミッション─(5) ウルトラマンゼロ Next 変身─ファイナルミッション─(7) Back 変身─ファイナルミッション─(5) 孤門一輝 Next 変身─ファイナルミッション─(7) Back 変身─ファイナルミッション─(5) 血祭ドウコク Next 変身─ファイナルミッション─(7) Back 変身─ファイナルミッション─(5) 外道シンケンレッド Next 変身─ファイナルミッション─(7) Back 変身─ファイナルミッション─(5) 加頭順 Next 変身─ファイナルミッション─(7) Back 変身─ファイナルミッション─(5) カイザーベリアル Next 変身─ファイナルミッション─(7)
https://w.atwiki.jp/henroy/pages/390.html
仮面ライダーSPIRITSの変身後データ 【仮面ライダー新1号】 【仮面ライダー新2号】 【ライダーマン】 【仮面ライダースーパー1】 【仮面ライダーZX】 【タイガーロイド】 【ヤマアラシロイド】 仮面ライダー新1号 本編での主な変身者は本郷猛。 変身時の掛け声は「ライダー、変身!トウ!」。 身長180cm。体重75kg。 パンチ力60t。キック力90t。ジャンプ力ひと跳び25m(資料によっては35m)。100mを1.5秒で走る。 人間の40倍の聴力を持ち、周囲4kmの音を聞き取る。人間より広い視界を持ち、暗闇でも日中のように活動できる暗視能力やズーム機能も備えられている。 皮膚は数千度の高熱にも耐えることができ、アンテナはあらゆる電波や音波を捉える。鋼鉄をかみ砕くクラッシャーも持つ。 仮面ライダー1号が再改造手術を受けてパワーアップした姿であり、変身ポーズを使っての変身は実は新1号になってから採用されたものである(ただし、2号は最初から変身ポーズを使い、劇場版に限り旧1号が変身ポーズを使ってるシーンも存在)。 また、改造人間同士はテレパシー通信ができるため、2号、ライダーマン、スーパー1、ZXと通信可能(ライダーマンは改造人間ではないが、SPIRITSでは通信している描写がある)。 ライダーパワー 側面にあるパワースイッチを操作することで一瞬だけパワーを最大値まで引き上げる。 ライダーパンチ 仮面ライダーの腕から放たれるパンチ。60tの威力を持ち、直径1mの木を真っ二つにする。 ライダーキック 高く跳躍した後、空中回転し強力なキックを放ちながら敵へと落下するライダーの代表的な技。 ライダーチョップ 直径10cmの鋼鉄の棒も破壊できるチョップ(※旧1号時代のスペック)。 ライダー返し 向かってきた敵を両手で抱えてジャンプし、空中で回転させてから投げ落とす技。 ライダー投げ 敵を背後から抱えて空中へジャンプし、高所から地面にたたきつける技。 ライダーシザース 空中にいる敵に対して使用する技。両足で相手の首を挟み、1回転して地面にたたきつける。 サイクロンクラッシャー または サイクロンアタック 加速したサイクロンでジャンプし、飛行する相手へと体当たりする技。サイクロン号が必要。 電光ライダーキック 通常のライダーキックのエネルギーを二倍に強化した必殺キック。キックの瞬間に放電する。新1号の姿で使用したのはSPIRITSのみ。 ライダーヘッドクラッシャー ライダーシザースのように怪人の頭を両膝ではさみ、空中から加速をつけて地面にたたきつける技。 ライダーハンマー 敵の両足首をつかみ、振り回して投げる技。要するにジャイアントスイング。 ライダー反転キック ジャンプ中に壁などをけり、方向を変えて放つライダーキック。威力が倍増する。 ライダー稲妻キック ライダー反転キックを応用し、周囲の壁を繰り返し蹴って稲妻のような軌道を描いて敵を蹴る技。 ライダーきりもみシュート 敵を抱えてジャンプし、空中で高速回転させて真空をつくり、酸欠にして投げ飛ばす技。 ライダーニーブロック 上空へ投げた敵怪人めがけてジャンプし、落下する脇腹に膝蹴りを決める技。 ライダーフライングチョップ 上空へ蹴り上げた敵が落下してくるところにジャンプして両手の手刀を叩き込む技。 ライダー月面キック 空高くジャンプして月面宙返りから放つライダーキック。 ライダーハンマーキック ライダーシュクリューキックとライダー返しを組み合わせた技。 ライダーポイントキック 敵の弱点だけをピンポイントに蹴るライダーキック。 2号、ZXとの合体技 ライダーダブルキック または ダブルライダーキック 2号と一緒に放つライダーキック。SPIRITSではZXとの合体技でもある。 ライダー車輪 ショッカーライダーに使用した技で、複数の敵でなければ無意味。SPIRITSではZXとともに使用。 2号とともに敵の周りを高速回転し、あるタイミングで中央に向かって同時にジャンプ。自分たちは直前で互いを回避し、一斉にジャンプしたショッカーライダーたちを互いに激突させ自壊させる技。 ライダーダブルチョップ 2号と一緒に放つライダーチョップ。 ライダー全エネルギー放出 2号と腕をクロスさせ、全エネルギーを放出し、空を飛ぶ技。あれ、スカイライダーさ(ry 仮面ライダー新2号 本編での主な変身者は一文字隼人。 変身時の掛け声は「ライダー、変身!トウ!」。 身長172cm。体重65kg。 パンチ力75t。キック力90t。ジャンプ力ひと跳び35m (資料によっては25m)。100mを2秒で走る。 人間の40倍の聴力を持ち、周囲4kmの音を聞き取る。人間より広い視界を持ち、暗闇でも日中のように活動できる暗視能力やズーム機能も備えられている。 皮膚は数千度の高熱にも耐えることができ、アンテナはあらゆる電波や音波を捉える。鋼鉄をかみ砕くクラッシャーも持つ。 仮面ライダー2号が南米で特訓を重ねてパワーアップした姿。 また、改造人間同士はテレパシー通信ができるため、1号、ライダーマン、スーパー1、ZXと通信可能(ライダーマンは改造人間ではないが、SPIRITSでは通信している描写がある)。 ライダーパワー 側面にあるパワースイッチを操作することで一瞬だけパワーを最大値まで引き上げる。 ライダーパンチ 仮面ライダーの腕から超怪力のパンチ。ストレート、アッパー、フックなど殴り方は様々 ライダーキック 高く跳躍した後、空中回転し強力なキックを放ちながら敵へと落下するライダーの代表的な技。 ライダーチョップ 直径10cmの鋼鉄の棒も破壊できるチョップ(※旧1号時代のスペック)。 ライダー返し 向かってきた敵を両手で抱えてジャンプし、空中で回転させてから投げ落とす技。 ライダー卍キック 空中でスクリュー回転し、ひねりをくわえて威力を増したライダーキック。 ライダー回転キック 空中前転の回数を増やすことでより強力になったライダーキック。 ライダー二段返し 敵を抱え込んでジャンプし、空中で一回転させてから地面にたたきつける。 ライダーきりもみシュート 敵を抱えてジャンプし、空中で高速回転させて真空をつくり、酸欠にして投げ飛ばす技。 ライダー反転スクリュー返し 高速できりもみ回転を行い、体の障害物を取り除く技。 1号との合体技 上記の【仮面ライダー新1号】参照。 ライダーマン 本編での主な変身者は結城丈二。 変身時の掛け声は「ヤァッ!」。変身終了後の掛け声が「トォッ」(これを言う回は少な目)。 身長175cm。体重70kg。 パンチ力5t。キック力10t。ジャンプ力ひと跳び20m。100mを2秒で走る。 ヘルメットにはコンピュータが内臓されており、知覚装置からの情報を高速で処理する。 視覚は赤外線から紫外線まで、あらゆる波長を捉えるカメラアイと、映像を網膜に投影するマイクロディスプレイを内蔵し、暗視、透視ができ、弾丸も止まって見える。 強化スーツの人工細胞により、深度500mの水中でも10分間以上の活動ができ、防弾機能も有する。アンテナはあらゆる電波をキャッチできる。 ただし、改造人間ではないので、パワーは成人男性の6倍程度であり、単純な能力はライダーたちはもちろん、怪人にも劣る。 結城丈二がヘルメットを被り、同時に装着される特殊な強化スーツをまとった姿。主に右腕のアタッチメントを使い敵と戦う。 改造人間とテレパシー通信できる能力も持っている(SPIRITSでのみの設定)。 カセットアームが支給品扱いなので、アタッチメントに関しては支給品一覧を参照。 仮面ライダースーパー1 本編での主な変身者は沖一也。 変身時の掛け声は「変身!」。 身長185cm。体重80kg。 パンチ力300t。キック力は不明(重力低減装置使用時は無限)。ジャンプ力はひと跳び100m(重力制御装置使用時は無限)。 視覚はハチの目の形をした複眼構造。複数の対象に同時に焦点を合わせることができ、望遠鏡や顕微鏡にもなる。さらには、X線や赤外線によって透視や暗視も可能で、サーチライトになる。 宇宙空間での活動を可能とするため、外界から身を守る働きはもちろん、体内の熱を排出して体温を一定に保つこともできる。空気のない状態でも1か月の活動が可能である。 アンテナはあらゆる電波をキャッチし、本来は惑星開発のための通信用アンテナ。 常人の1000倍のパワーの持ち主で、ファイブハンドを使うことでさらに強くなる。 尚、SPIRITSによると鍛えればさらに強くなるとの事(ライダーは総じてそうだが…)。 沖一也が惑星開発用の改造人間として志願した姿。ファイブハンドという腕を付け替えて戦う。 最強と謳われるクウガアルティメットやダグバでさえパンチ力は80tであるにも関わらず、彼はパワーハンド使用時に500tという怪力を持つため、最強議論ではたびたび名前が挙がる。 しかし、一方でチェックマシーンを使って定期的に「メンテナンス」を行わなければならないという欠点も持ち、SPIRITSではそれを怠ったのが原因で変身不能になっている。 スーパーライダー月面キック 空中で月面宙返りをして相手に叩き込むキック。 3回宙返りする、「スーパーライダー月面宙返りキック」という技まである。 スーパーライダー稲妻落とし スーパー1の体が何体にも分かれた後(拳法の成果と思われる…)、稲妻のようにキックする。 スーパーライダー日輪キック、スーパーライダー十字回転キック、スーパーライダー反転三段キック、スーパーライダー閃光キック、スーパーライダー梅花二段蹴り、スーパーライダー空中殺法四段旋風蹴り 仮面ライダースーパー1のキックの種類はかなり豊富である。気が遠くなるので、全部説明できる人いたらお願いします。 スーパーライダー諸手頸動脈打ち または 赤心拳諸手打ち 敵の首元に両側から両手で手刀打ちを浴びせる赤心少林拳の技。パンチ力300tの男が使うので洒落にならない。 パワーハンド 赤いファイブハンド。パンチ力500tの怪力を発する(ただでさえ怪力な気が…)。落下してくる50tの物体を受け止めて軽々と投げ返す。 エレキハンド 青いファイブハンド。3億ボルトの電圧を発生させる。遠隔攻撃も可能。 冷熱ハンド 緑のファイブハンド。右手からは鉄をも溶かす超高温の火炎、左手からは敵を瞬時に凍らせる冷凍ガスを発射。左右同時発射も可能。 レーダーハンド 金色のファイブハンド。ロケット型のレーダーアイを飛ばして半径10km以内の情報をキャッチする。レーダーアイは小型ミサイル弾にもなる。 仮面ライダーZX 本編での主な変身者は村雨良。 変身時の掛け声は「変身!」だが、参戦時期ではまだこの掛け声を使っていない。 身長188cm。体重78kg。 パンチ力60t。キック力66t。ジャンプ力ひと跳び90m。100mを0.6秒で走る。 視覚は多面体の複眼構造を持ち、多方面からの対象の動きを捉えて立体的な情報を贈る。赤外線、X線も認識し、敵の動きやスピードを一瞬で分析するほか、望遠鏡や顕微鏡の働きもする。 アンテナは超短波から超長波まであらゆる電波をキャッチし、地球の裏側とも交信でき、レーダーとしても機能して専用マシンのヘルダイバーをコントロールする。 マスクは有毒ガスなどの有害物質が体内に侵入するのを防ぐエアフィルターの役割を持つ。 かかとについているジェットエンジンによって、空も飛べる。そりゃ出番もなくなるわ筑波さん…。 自己再生能力も高く、敵から受けたダメージを一瞬で回復した。 村雨良がBADANによって改造された、脳以外の99%を改造されたパーフェクトサイボーグ。 SPIRITSでは、JUDOが世界に蘇るために器として作られた存在であるとされる。 村雨良としての記憶を留めたメモリキューブをゼクロスベルトにはめ込むことで、JUDOの復活を抑えることができるが、本作ではまだはめ込まれていない時期からの参戦である(メモリキューブ自体は支給されている)。 スペック上はスーパー1に劣っているように見えるが、SPIRITSでは最強扱いである。 衝撃集中爆弾 ひざに装備されている爆弾で、取り外して使用する。ZXの指令波によって爆発するため、威力やタイミングもコントロール可能。壁を破壊するときも、中の人間を傷つけずに破壊することができる。 マイクロチェーン 両手首に装備されている20mのチェーン(SPIRITSでは明らかにそれ以上伸びている)。先端にカギ爪のある分銅がついており、1tのものを持ち上げることもできる。さらには、5万ボルトの高圧電流を流すこともできる。 電磁ナイフ 左太腿部に装備されている電磁ナイフ。電磁波によって高熱化されており、どんな金属でも切断する。電磁波によって、飛来する銃弾の軌道を変えることもできる。 十字手裏剣 ひじの半球型の部分を取り外すことで変身できる手裏剣。ダイヤモンドよりも硬く、1km先の目標にも命中させられる。テレビSP版では爆弾にもなった。 虚像投影装置 ベルトのバックル部に内蔵されている装置で、自分の立体映像を映し出して敵の目を欺く。 レーダー錯覚煙幕 上腕部及び大腿部の黒い部分につけられた煙幕発射装置から繰り出される磁気を帯びた煙幕。 ZXキック 変身ポーズと同じポーズの後に繰り出される必殺キック。 ZXイナズマキック 空中から急降下して放つZXの必殺技。戦車も一撃で破壊する。 ZXパンチ 鉄骨をもへし折る必殺パンチ。 ライダーきりもみシュート SPIRITS限定の技。1号の技を見てラーニングした。 ZX穿孔キック SPIRITS限定の技。ただし、参戦時期的には使用できない(本編でも特訓によって生み出した)。 怪人を抱えずにきりもみシュートを行い、渦に巻き込まれた怪人たちをZXキックで同時に撃破する。 ZXかげろう崩し SPIRITS限定の技。参戦時期的には使用していないが、おそらく自分の技の応用で可能。 虚像投影装置で分身し、敵を混乱させた後、分身の間から駆け抜けて電磁ナイフで敵を切り裂く。 1号との合体技 上記の【仮面ライダー新1号】参照。 ライダーシンドローム 10人ライダーの合体技であるため、本作では使用不可能。 タイガーロイド 本編での主な変身者は三影英介。 身長不明。体重不明。 ZX本編とは違い、全身の毛が真っ白になっているが、虎の怪人。 全身の至るところから銃器を生やすことができる能力を有し、砲撃時に前かがみになる必要もない。 大砲に限らず、マシンガンなど様々な武器を体内から抽出して敵に発射するが、長時間の戦闘ができず、肉体が崩壊するなどの欠点がある。 ヤマアラシロイド 本編での主な変身者はニードル。 身長不明。体重不明。 BADANのヤマアラシの怪人。 全身に鉄板をも貫く硬さの営利な針を生やしており、原点の「仮面ライダーZX」では吸血した人間の血を怪人に送っていた。 また、針に見立てた槍も持っており、これは先端がギザギザで一度突き刺さったら完全に刺し貫くまで外れない(外す時に強烈な痛みが襲う)。 人間体でも髪の毛を針にして敵を突き刺し、ツボに刺して麻痺・痛めつけることができるほか、怪人を再生させたり怪獣化させたりしている。
https://w.atwiki.jp/henroy/pages/542.html
らんま1/2の変身後データ 【娘溺泉の娘】 【黒豚溺泉のブタ】 【猫溺泉のネコ】 【牛鶴鰻毛人溺泉の混合生物】 呪泉郷でおぼれた者が変身する姿であり、その姿は多種多様。 パンスト太郎が変身する混合生物や、アシュラなどの例もあるものの、ほとんどは現実に存在する生物である。 漫画的なデフォルメはあるが、実写ドラマ化した際は、結構リアルなパンダになっていた(むろん、着ぐるみだが)。 変身方法は 水をかぶる→変身! お湯をかぶる→元に戻る! であり、呪泉郷につかった瞬間は変身後の姿になってしまう。 作中では、娘溺泉に溺れて、水をかぶると女になる体質になった乱馬と、熊猫溺泉に溺れて、水をかぶるとパンダになる体質になった玄馬が、男溺泉につかったことで、水をかぶっても女やパンダにならなくなったことがある。 しかし、一方では、牛と鶴と鰻と雪男の混合生物に変身する体質になったパンスト太郎は、その後、章魚溺泉につかってタコの能力を追加付与しており、結局のところ、上書きされるのか元に戻るのかは不明。 おそらく、特性の追加付与は牛鶴鰻毛人溺泉に限定された能力と思われる(この泉に限っては、元から複数の特性を持ち合わせているため)。 娘溺泉の娘 本編での主な変身者は早乙女乱馬、ハーブ。 娘溺泉に落ちたり、その水を浴びたりしたものが変身する姿。 ……つまり、ただの若い娘である。 変身後の容姿は変身前の容姿及び年齢に影響されるため、作中では乱馬が年の数茸で子供になったときは、小さい女の子の姿になった。 主に、胸と尻が大きくなり、体格が丸くなり、手足のヒットが短くなる…などの変化があるが、はっきり言って弱体化としか言いようがない。 黒豚溺泉のブタ 本編での主な変身者は響良牙。 黒豚溺泉に落ちたり、その水を浴びたりしたものが変身する姿。 足の大きさ程度のかなり小さいデフォルメされた黒い子豚になってしまう。 主に、しゃべれなくなり、体が異常に小さくなる(服もその場において行動するしかなくなる)。 ただし、変身後も心や精神、思考などは変身前と同一である。 また、噛みつく力が強く、よく乱馬の指などを齧る。良牙の元の身体能力もあってか、高くジャンプして体当たりをすることも可能。 結局のところ、一般人以下である。 もしかしたら、キルンなどを介せば会話ができるかもしれない。 猫溺泉のブタ 本編での主な変身者はシャンプー、南条ありさ。 猫溺泉に落ちたり、その水を浴びたりしたものが変身する姿。 主に、しゃべれなくなり、体が異常に小さくなる(服もその場において行動するしかなくなる)。 ただし、変身後も心や精神、思考などは変身前と同一である。 また、猫であるため、すばしっこく、軟体でひっかく力も強い。 結局のところ、一般人以下である。 もしかしたら、キルンなどを介せば会話ができるかもしれない。 牛鶴鰻毛人溺泉の混合生物 本編での主な変身者はパンスト太郎。 牛鶴鰻毛人溺泉に落ちたり、その水を浴びたりしたものが変身する姿。 鰻と鶴を持って牛に乗った雪男が溺れたという、呪泉郷史上最悪の歴史を持つ牛鶴鰻毛人溺泉で変身したため、「ウシの頭に雪男の体、鶴の翼にウナギの尻尾という怪物」になる。 また、その際に体長は人間を片手で持てるほど巨大化し、飛行もでき、人間離れしたパワーを持つようになるが、代わりに一切しゃべれなくなる。尻尾も意のままに操り、敵を倒すのに使えるほか、牛の能力で突進も可能。 喋ることはできないが、変身後も心や精神、思考などは変身前と同一である。 更に、パンスト太郎はタコが溺れた章魚溺泉につかることでパワーアップしており、背中からタコの足が生えるようになり、指先からタコスミを噴き出すことが可能となった。 参戦時期的には、パンスト太郎はこのタコの能力も有している。
https://w.atwiki.jp/henroy/pages/398.html
らんま1/2の変身後データ 【娘溺泉の娘】 【黒豚溺泉のブタ】 【猫溺泉のネコ】 【牛鶴鰻毛人溺泉の混合生物】 呪泉郷でおぼれた者が変身する姿であり、その姿は多種多様。 パンスト太郎が変身する混合生物や、アシュラなどの例もあるものの、ほとんどは現実に存在する生物である。 漫画的なデフォルメはあるが、実写ドラマ化した際は、結構リアルなパンダになっていた(むろん、着ぐるみだが)。 変身方法は 水をかぶる→変身! お湯をかぶる→元に戻る! であり、呪泉郷につかった瞬間は変身後の姿になってしまう。 作中では、娘溺泉に溺れて、水をかぶると女になる体質になった乱馬と、熊猫溺泉に溺れて、水をかぶるとパンダになる体質になった玄馬が、男溺泉につかったことで、水をかぶっても女やパンダにならなくなったことがある。 しかし、一方では、牛と鶴と鰻と雪男の混合生物に変身する体質になったパンスト太郎は、その後、章魚溺泉につかってタコの能力を追加付与しており、結局のところ、上書きされるのか元に戻るのかは不明。 おそらく、特性の追加付与は牛鶴鰻毛人溺泉に限定された能力と思われる(この泉に限っては、元から複数の特性を持ち合わせているため)。 娘溺泉の娘 本編での主な変身者は早乙女乱馬、ハーブ。 娘溺泉に落ちたり、その水を浴びたりしたものが変身する姿。 ……つまり、ただの若い娘である。 変身後の容姿は変身前の容姿及び年齢に影響されるため、作中では乱馬が年の数茸で子供になったときは、小さい女の子の姿になった。 主に、胸と尻が大きくなり、体格が丸くなり、手足のヒットが短くなる…などの変化があるが、はっきり言って弱体化としか言いようがない。 黒豚溺泉のブタ 本編での主な変身者は響良牙。 黒豚溺泉に落ちたり、その水を浴びたりしたものが変身する姿。 足の大きさ程度のかなり小さいデフォルメされた黒い子豚になってしまう。 主に、しゃべれなくなり、体が異常に小さくなる(服もその場において行動するしかなくなる)。 ただし、変身後も心や精神、思考などは変身前と同一である。 また、噛みつく力が強く、よく乱馬の指などを齧る。良牙の元の身体能力もあってか、高くジャンプして体当たりをすることも可能。 結局のところ、一般人以下である。 もしかしたら、キルンなどを介せば会話ができるかもしれない。 猫溺泉の猫 本編での主な変身者はシャンプー、南条ありさ。 猫溺泉に落ちたり、その水を浴びたりしたものが変身する姿。 主に、しゃべれなくなり、体が異常に小さくなる(服もその場において行動するしかなくなる)。 ただし、変身後も心や精神、思考などは変身前と同一である。 また、猫であるため、すばしっこく、軟体でひっかく力も強い。 結局のところ、一般人以下である。 もしかしたら、キルンなどを介せば会話ができるかもしれない。 牛鶴鰻毛人溺泉の混合生物 本編での主な変身者はパンスト太郎。 牛鶴鰻毛人溺泉に落ちたり、その水を浴びたりしたものが変身する姿。 鰻と鶴を持って牛に乗った雪男が溺れたという、呪泉郷史上最悪の歴史を持つ牛鶴鰻毛人溺泉で変身したため、「ウシの頭に雪男の体、鶴の翼にウナギの尻尾という怪物」になる。 また、その際に体長は人間を片手で持てるほど巨大化し、飛行もでき、人間離れしたパワーを持つようになるが、代わりに一切しゃべれなくなる。尻尾も意のままに操り、敵を倒すのに使えるほか、牛の能力で突進も可能。 喋ることはできないが、変身後も心や精神、思考などは変身前と同一である。 更に、パンスト太郎はタコが溺れた章魚溺泉につかることでパワーアップしており、背中からタコの足が生えるようになり、指先からタコスミを噴き出すことが可能となった。 参戦時期的には、パンスト太郎はこのタコの能力も有している。
https://w.atwiki.jp/atenza/pages/318.html
【作品名】DRAGON BALL 【ジャンル】漫画 【名前】スパイロボット 【属性】戦闘データ 細胞収集ロボット 【大きさ】蜂のように小さい 2,3cm? 【攻撃力】惑星破壊の40~664倍以上の防御力を持つフリーザの細胞を採取することができる。 【防御力】大きさ相応 【素早さ】光速の10億倍以上の戦闘速度の戦いを記録し、 ドサクサに紛れて細胞を採取できる反応、飛行速度、カメラ精度。 【特殊能力】カメラで記録した戦闘データをマザーコンピューターに送ることができる。 【長所】無駄に速い 【短所】無駄に速い 【戦法】細胞採取装置で地味に削ってみる vol.2 899 名前: 格無しさん [sage] 投稿日: 2009/06/25(木) 00 22 26 スパイロボット考察 直接フリーザの体から採取したわけじゃなさそう ○ホイホイさん~まお 考察勝ち △援竜~ 倒せない倒されない 援竜=スパイロボット>まお vol.7 802 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2016/03/04(金) 17 37 48.76 ID mJfPiHwP 757で指摘したスパイロボットに関して 「惑星破壊の40~664倍以上」の根拠がない、大きさ相応に必要な姿形が不明 (「蜂のように小さい」であって蜂はなく読み直しても姿形が不明で人型かすらも分からない) 光速の10億倍以上の戦闘速度の根拠がない 以上3点について要追記・修正なので修正待ち行き (省略) 以上3機に関しては既に指摘があるので今日中にでも移動させる (省略)
https://w.atwiki.jp/sinekasul1j/pages/14.html
変身専門家でオリジナルモンスター変身可能 招き猫 子犬 アリオク2 ドレイク(船長) 槍ナイト バンディットボス WIZ オークファイター(新) 変身スクロールのシャドウ系にオリジナルモンスター変身可能 55 スレイブ 60 ホビット ソルジャー 65 歩兵司祭(Lev50から) 70 エルフナイト(Lev65から) 隠された変身 レベル65になると変身のどこかで隠されたモンスターに変身
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/38603.html
登録日:2017/12/26 Mon 15 16 11 更新日:2024/09/24 Tue 16 43 20NEW! 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 ひみつ道具 コピー コピージャイアント コピーロボット ドラえもん パーマン マヌケ ロックマン ロボット 人形 偽者 分身 変身 完コピ 影武者 愛すべき天才 替え玉 複製 間田敏和 鼻 「パーマン」に出てくるよー コピーロボットって ありゃ便利だよなあ~ いたらいいよなあーって思うよなあー 『ジョジョの奇妙な冒険』31巻より、間田敏和 コピーロボットとは、複数の作品に登場するロボットの事である。 藤子・F・不二雄作品に登場するコピーロボット ◆『パーマン』 恐らくこの世で最初にこの単語を使った作品。 パーマンはバードマン(連載時にはスーパーマン)によって地球人の子供たちがパーマンセットを与えられたことで変身するのだが、 当然ながら変身中に「その人物」は抜け出したことになるため、正体がすぐばれる危険性がある。 故にバードマンはパーマン変身者にはこれを与え、替え玉にしているのだ。 元々のコピーロボットは白い人形(白黒版OPでも「白いロボット頼んだぞ♪」と言う歌詞がある)で、小脇に抱えねばならないほど大型だった。 また、初期のコピーロボットは後述する鼻が黒く、変身後もウッスラ残ってしまうため、「鼻にスミが付いている」と勘違いされることもあった。 80年代に連載が再開された際には鼻は赤色に統一され、更に使わないときはリカちゃん人形サイズまで、 藤子作品で例えるとバケルくん一家より少し大きめくらいのサイズまで小さくなる機能も付属することになる。 03年版のアニメリメイクでは更に各パーマンごとに色違いとなった。 コピーロボットの使い方は極めて簡単で、鼻のボタンを押せば使用者の姿に変身する。 押し方は何でもよく、足で蹴っても、棒きれで叩いてもそいつの姿に変身するのだから便利である。 押されたコピーロボットは押した者の姿や声は勿論、人格・記憶・運動能力を全て模倣する。 ブービー(チンパンジー)や動物園のゴリラであっても模倣は可能である。 また2人で同時に一つのボタンを押すと、不安定にどちらかの姿に変わったり、2人の特徴が混ざった姿の珍妙なコピーが誕生する。 変身を解除するには鼻を押せばよく、これは誰がどう押しても元に戻ってしまう。 そのため作中では事あるごとに勝手に鼻を押してしまったり、第三者に押されたりすることで元の人形に戻っており、 怪盗千面相に顔面パンチを2連続で受けた際には「みつ夫」→「人形」→「千面相」と瞬間的に切り替わってしまい、 千面相本人のあずかり知らぬところで醜態をさらすハメになった。 こうした被害を防ぐべく、80年版では電子ロックが開発され、本人以外が鼻のスイッチを開錠できないシステムが考案された…がロックキーはバードマンしか持っておらず、特別休暇の時しか貸し出していない。 使用者はコピーロボットの額に自らの額をくっつけることで、互いの記憶を交換することができる(平成映画版では「記憶をロードする」と形容されていた)。 これにより、パーマン活動を行っている間の出来事を完全に把握できるという寸法であり、なかなか良くできている。 だがなんでもコピー任せでいいのかというとそうでもなく、例えばコピーが食事を済ませていたら主人は腹が減っても食事をしづらくなるし、 コピーが勝手に遊んでいたら主人にとばっちりが行く。 なおパーマン4号(パーやん)は自分のコピーに新聞配達や運送業の電話番等独自の仕事を与え、自らの事業の共同作業者として働かせている。 あと、コピーロボット自体にも人格はある。 特に作中最多登場のみつ夫のコピーはかなり自我が強いようで模倣された疑似人格通りのしゃべり方はするものの、バードマンに対して「あの人はスーパーマンの中でもおっちょこちょい」とすぐに暴露、主人のみつ夫に対して割と口答えしまくる、記憶のロードを「僕だけの思い出にしたい」と拒む、みつ夫とは違う女子に惚れてしまう(83年版アニメのみ)などかなりふてぶてしい(みつ夫本人もふてぶてしい所があるのでそこをコピーしたとも取れるが)。 またパーマンが作中で実写映画化された際にはみつ夫が「なんで僕に主役のオファーが来なかったんだ」とぶぜんとしている所に 「お前が出たら喜劇になっちゃうよ」と指さして爆笑するという腹黒振りを見せた。 ちなみにコピーとは「コピー」「みつ夫くん」と呼び合っている。 例えば二枚目俳優・半寒色男に変身した際には、本物の色男同様にケチで腹黒い性格になり、主人のみつ夫に対し 「いつもどおり押入れで寝ろだと? ぼくはスターだぞ! おまえが寝ろい!」と逆に押し入れに蹴り込んだりしている。 (エピソード終盤で元に戻された際には「やめろ! 恥ずかしい」と黒歴史扱いしていた) 一方『パー子の秘密』で1号がパー子(パーマン3号)を自分のロボットでコピーさせ「マスクを取りなさい!(=素顔を見せろ)」と命令した時は、みつ夫コピーの自我でもパー子の心全てを模倣したためマスクを取らなかった。 なお、コピーロボットは服まで全く同一に変身できるため、変身者が何か片手に持っている状態でボタンを押すと、その所有物ごとコピーされる。 みつ夫はおつかいで渡されたお札を持ったままコピーした際に、そっくりそのまま渡されたお金がコピーされたのを見て大金持ちになれる!と大喜びして大量に増やしまくったことがある(*1)。 ただしあくまで複製品なため、パーマンに変身した状態で(6600分の1まで力を抜いて)押したとしても、 いざ窓から飛び出そうとすれば何の飛翔力も無いまま投身自殺してしまうことになる。 これを利用して、パーマンセットをよこせと要求する爆弾魔にコピーされたセット一式を渡して事件を解決したことがある。 (もっともこれは80年版の設定であり、旧作では「オリジナルセットが弱体化する」という全く逆の設定になっていた。また1983年版アニメでは、パーマンに変身した状態で使用してもパーマンセットはコピーされなかった) ちなみにコピーロボット自体は100%機械部品で構築されているため、肉体強度はロボットそのものである。 よって、注射しようものなら針がひん曲がり、胸に耳を当てれば歯車の音や起動中のパソコンのようなノイズが聞こえることになり、すぐばれてしまう。 最終回「バード星への道」では、みつ夫のバード星への留学が決まり、1号用コピーロボットは半永久的に替え玉となることが決まった。 果たして彼の任が解かれ、みつ夫が帰ってくる日は来るのだろうか? 答えは誰にもわからない。 ◆『ドラえもん』 あまり知られていないが、『ドラえもん』は『パーマン』の10年後が舞台である(共通して登場するアイドル星野スミレの年齢と彼女の秘密から)。 ドラえもんが生産された22世紀では宇宙の他の惑星との交流も盛んになっており(2040年代が舞台の『21エモン』もドラ・パーマンと同一世界である)、 もしかしたらバード星とも交流があるのかもしれない。 そんなわけで未来デパートでも地球産のコピーロボットが販売されており、 『ドラえもん』ではカラー作品集第2巻掲載『うらないカードボックス』にドラえもんの出したひみつ道具として登場している。 本エピソードが「小学1年生」に掲載された1981年はちょうど『パーマン』が連載されていた頃であり、いわばお遊びとして投入されたわけである。 作中でものび太が「パーマンが使ってる奴」と言っている。 また映画では『ひみつ道具博物館』にほぼ全ての道具が登場した為こちらの道具も登場している。が、どんな使われ方をしたのかはここには記載しない(ネタバレの為)。 原作ではあまり登場しないが、何分とても知名度が高いため、二次創作では頻繁に登場する。 『ドラえもん 発明発見大探検』ではママが「ありったけ出して」とドラえもんに頼み、3体もの複製を作ってのび太を叱っていた(笑)。 他にも日能研監修の『学習シリーズ』では『図形がわかる』と『マンガで覚える英語大辞典』(*2)に登場。 なお、未来デパートでは他にも「ヒトマネロボット」(命令した相手の人格・外見を完全模倣する。第三者が「アイツに化けろ」と言っても可)や 「変身ロボット」(キツネ型のとノッペラボーなのの2タイプ)が販売されている。 …なんだかいかがわしい気分になるのは立項者だけであろうか? 『ケロロ軍曹』に登場するコピーロボット ケロン人サイズの頭にマークが付いたのっぺらぼうの人型タイプが時たま登場する。てかまんまドラえもんのモノをデフォルメした物。 前期では鼻の部分にパーツが剥き出しな以外は見た目を精密に再現していた性能だったが、後期では鼻のパーツが無くなった代わりに顔の再現度が何故か大幅に低下。 やけにつり目だったり頭が尖ってたり、共鳴の発音もやたら独特になっていたりしているが、代わりに行動パターンは(危ない方向に)向上しているらしく、至る所で迅速に侵略を働き、あのガルル小隊とも互角に渡り合う程。 ただしこの手の作品のお約束として基本偽物だとバレない。 『ロックマン』に登場するコピーロボット 初代ロックマンのワイリーステージ2に登場するロボット。恐らく元ネタは前述のパーマンやドラえもんに登場するソレ。 悪の科学者ドクターワイリーによって作り出され、3次元コピーシステムでロックマン(携帯アプリ版ではロールも)の姿に変身する。 こちらが使用する武器を完全に模倣した上、威力は2~4倍に跳ね上がっている(!!)のだが、いかんせんAIが極めて単純なようで、 F作品のコピーロボットに比べると知能は低い。 また、投げるブロックがないスーパーアームは色を真似するだけで何もできない。こちらも何もできないけど。 後発の作品においても、『ロックマン3 Dr.ワイリーの最期!?』では改良型と思われるドクロボットK-176が登場しており、 こいつは内部データを差し替えることで今までのロボットたちの戦闘力を模倣できるようになっている(作中では『2』のボス達を模倣していた)。 また同作ではコピーロックマンの2号機とも言えるホログラフロックマンズも登場しており、めんどくさいことにホログラフの幻影を2体も伴っている。ただし、こちらは特殊武器は使用できない。 『ロックマンロックマン』ではワイリーステージ3のボスとして登場。 一人称は「俺」あるいは「俺様」。 自身もコピーである事を自覚しており、戦闘前会話では「よう、オリジナル」と切り出してくる。 また記憶もコピーしているようで、「他のロボットから武器を奪うなんてずるくねーか?」といった、オリジナルが言わないような本音や皮肉を口にする。 ロックマン以外のキャラクターで行くとそのキャラのコピーが現れ、相手によって「バクダン投げるだけなら誰にでもできる技じゃねぇか?」や「オマエ 熱くてウザイって煙たがられてるぜ?」など会話内容は異なる。 ちなみにロールでは「はじめまして! オリジナルのあたし! ふぅ~ん そっか ロックのことをね…ふふっ…」と意味深な言葉が聞ける。 この"偽ロックマン"はロック以外のキャラをPCに選んでも登場し、そいつが本来担当するステージのボスとして君臨する。 その際のキャラクター名は「ロックマン?」表記。 こちらでは本物のロックマンより青っぽい外見をしている。また本物より目つきが悪い。 更に首には紫色のマフラーを巻いていたり、こちらも一人称が「俺」(本物は「僕」)だったり、他にもいくつか細部が若干異なっている。 こうなるとコピーと言うか"偽ロックマン"とでもいうべきか。 操作しているキャラをワイリー軍団に引き込もうとするが、偽物と見破られたり、 偽者とは気づかないが ワイリーに興味がないという理由で断られたりして戦闘になる。 一方カットマンは完全に騙せているのに、何故か自分から偽物と話して戦闘になる。 また、最終ステージのボスたちはいずれもコピーロボットの変身したダミーである。ボスラッシュってそういうことだったのね。 有賀ヒトシの漫画におけるコピーロックマンに関しては「史上最強の敵(ロックマンメガミックス)」を参照。 『ロックマンエグゼシリーズ』には「コピーロイド」という類似品が登場する。 ネットナビをコピーロイドにプラグインすることでナビと同じ姿に変わり、ナビは現実世界で電脳世界と同じように振る舞うことができる。 ロックマンエグゼ6において、終盤にはあるキャラクターのバックボーンを語る上のキーアイテムだったり、大量のヒールナビが現実世界を占拠するなどシナリオ上でも重要なギミックとして活躍した。 「フー、パトロールは疲れるや」 「おかえりみつ夫、君に言われた通り追記・修正しておいたぞー」 「ありがと~…ってこれ既存のテキストの丸コピペじゃないか! ちゃんと真面目に追記・修正してよ!」 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] いかがわしいことに使えると思ったのは俺だけじゃないはずだ -- 名無しさん (2017-12-26 15 35 15) ↑「バケルくん」に出たコピーロボットで憧れのアイドルをコピーして…という形でギリギリそれに近い流れになった記憶がある -- 名無しさん (2017-12-26 15 51 30) ドラマ版の佐江内氏にもでてたよね -- 名無しさん (2017-12-26 16 17 07) のびママがコピーロボット使用するシーンは覚えてる。今思えば、ママがタイムマシンやその停める場所の存在知ってたり、帰還したのび太も設定ミスでかで出発時より1分後ではなく現実のに合わせた時間に着いたり、ツッコミどころがあったけど。 -- 名無しさん (2017-12-26 17 05 26) 最終回でコピーロボットがみつ夫になる事になったけど「鼻刺激したら元に戻るんだからばれるんじゃね?」と思ったわ -- 名無しさん (2017-12-26 21 05 44) グレートサイヤマンにもあれば、もっと楽だったろうに。 -- 名無しさん (2017-12-26 21 21 03) 世にも奇妙な物語にも登場していましたね -- 名無しさん (2017-12-27 08 03 32) アニメのなんでも空港で他の藤子キャラと一緒にパーマンたちが出たのはファンサービスだと思ってたけどそっちの意味合いもあったのかな -- 名無しさん (2017-12-27 08 20 27) 正体隠しているヒーローは全員この種のシステム用意した方がいいよな。 -- 名無しさん (2017-12-27 14 09 55) ↑5 流石に電子ロックかけたんじゃね? -- 名無しさん (2017-12-27 17 10 20) ドラマ版スーパーサラリーマン左江内氏にも登場してたから記載お願いします -- 名無しさん (2017-12-28 12 24 53) お願いしますと言われても観てない人には書けません。言い出しっぺがやるのだ。 -- 名無しさん (2017-12-29 10 26 56) みつ夫のコピーってあの後どうなったんだろうか…いや、だってコピーってロボットだから成長しないやん。1~2年がごまかせれる限界でね? -- 名無しさん (2018-01-09 07 48 08) ↑みつ夫の成長に応じて徐々にコピーロボットの見た目も変化していくんじゃない? -- 名無しさん (2019-06-05 01 38 38) 多分一年ごとに帰ってきて鼻押してるのかもよ(80年代みたいな電子ロックがされてれば正体は問題なさそうだし) -- 名無しさん (2021-05-08 06 58 49) 秘密道具博物館では押すとイケメンになるイケメンコピーロボットとか出なかったっけ -- 名無しさん (2021-05-08 07 52 46) そもそもコピーを診察した時聴診器でおなかの音聞いた医者が歯車の音がするとか言ったり注射針が刺さらなかったりしてるからそっちの方が問題かと -- 名無しさん (2023-10-06 20 46 15) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/n4908bv/pages/1322.html
召喚モンスターの取得するスキル。モンスターは不明。 ウェアウルフが融合練成時に取得する。容姿を変身するスキルと思われる。現時点で取得しているモンスターは逢魔のみか。 スキルの詳細は不明で似たようなスキル「変化」との違いも不明だが、ウェアウルフの説明によれば狼と人間の間を自由に行き来するとある。 作中でのキースの観察によれば体格の大きいブラックウルフと人間の姿の両方で行動できるようで、また変身にかかるMPの消費もごく僅からしい。 初出 251話